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2008年9月5日
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Webテクノロジー コラム2006年2月21日 09:00
Web サイト発注の勘所
Web サイト発注の勘所 秋元裕樹(あきもと ひろき)メールホームrss
米国にて海外版サイボウズOfficeを開発。2005/8帰国しネット製品/サービスの研究職に。

コラムでは、企業 Web サイトを制作させるとき、技術的にどんなところをどう確認すれば良し悪しがわかるのか、PR や SEO も含めたチェック方法を専門家でなくてもわかるように解説する。

あなたのサイト、検索エンジンには見えていないかもしれない

国内国内internet.com発の記事
人間が目で見たときと、検索エンジンが調べに来たときではサイトの見えかたが違うことはご存知だろうか。

現在のソフトウェア技術では、画像から意味を読み取ることは簡単ではない。よって、画像に埋め込まれた文章や、Flash など動く画像からジャンプするページのリンクは理解できない。Javascript などを使った「動くメニュー」などの要素も、検索エンジン的にはリンクとしてつながっていないことがほとんどだ。

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まず、実際に検索エンジンから見えるあなたのサイトの実態はどんなものなのか。HTML のソースを見たり特別なツールを使わずに、簡単に確認する手順をご紹介しよう。

1. 検索エンジン Google で、調べたいページの URL を http:// から入力する。存在する URL で Google が認識しているものであれば(*1)、「Google のキャッシュ」というリンクが現れるはずだ。

2. この「Google のキャッシュ」をクリックし、

3. さらに、ページ上部の「テキストのみのキャッシュページを参照する場合はここをクリック」の「ここ」をクリックされたい。

ここで表示されるテキストのみのページが、検索エンジンに認識されたあなたのページになる。(*2)

このテキストページと、画像や Flash などを含んだブラウザ上で見えるページ(あなたが普段イメージしているページ)、どれぐらい違っているだろうか? ブラウザで人間がたどることはできるのに、検索エンジンには見えてない、たどれない要素がたくさんあるかもしれない。

検索エンジンにとって、たどれないリンクは認識もされないので、トップページとリンク先のサブページに関連が無いことにされたり、ひどいときはリンク先のサブページが検索エンジンに登録されなかったりすることもあるのだ。

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Alexa による日本の人気トップ100位サイトの中にも、検索エンジンに見つけてもらえないメニューを使っているところはある。

たとえば動画サービスの Gyao だ。前述の手順で Gyao のトップページを確認するとこうなる

普通にブラウザで見た際には目だって見える、中央の「ニュース」「映画」「音楽」などのメニューが、検索エンジンには見えていないのがおわかりだろうか。

また、旅行検索の じゃらん net では、都道府県などを掘り下げていく際にフラッシュのメニューを使っているため、テキスト版ではこうなる

検索エンジン的には、このトップページから各都道府県のページには直接行くことができない。検索エンジンで都道府県ごとのページももっと目立ってほしいのであれば、改善の余地はある。

同じく、Sony のサイトもフラッシュのメニューである。検索エンジンに見えているページでは、事業ごとのページに直接飛ぶことができない。

企業のトップページが最も外部から紹介されているページ(=検索で上位に出やすいページ)だとすれば、その「直接の子ページ」と「何度かリンクをたどっていった孫ページ、曾孫ページ」では、リンク先のページが重要かどうかという検索エンジンの判断も違ってくるので、注意が必要だ。

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Flash や Javascript を多用したデザインを行った場合、検索エンジンをちゃんと意識できているかどうかは重要だ。検索エンジン対策の本のなかには、検索エンジンのために特別なページを作りましょう、と勧めるものもある。

ただし、Flash や Javascript が無効なときだけ違うページを返すというやり方はグレーゾーンにある。最近でも、独 BMW の Web サイトが検索エンジンにだけ別のページを見せていたことで一時的に Google からペナルティを受けたのは記憶に新しい。

Flash についてはよい方法を知らないが、Javascript に関しては、Javascript が無効であっても(=検索エンジンから見ても)普通の HTML リンクとして十分機能させるようなデザインも可能だ。 ……ということで実例をいろいろ探し回ったのだが、企業サイトでここまでできているものを見つけることができなかった。日本の大手サイトのほとんどは、ちょっと複雑なことはすべて Flash に逃げているようだ。

海外のサイトになるが、たとえば A List Apart の Blog では、Javascript による動きのあるメニューであるにも関わらず、HTML のリンクとしてもわかりやすく見えている例を紹介している。

元のページと、同じページの検索エンジンからの見えかたを比べてみてほしい。ちゃんと他のページに行ける、という点で、人間向けと検索エンジン向けの見え方を近づけることは、やればできることなのだ。

このような作りであれば、人間向けにデザイン重視で、かつ検索エンジン向けにリンクもはっきりした Web サイトにできる。

「ご希望の動くメニューを作るには Flash じゃないとできませんね」などと軽々しく口にする制作会社には、できないのか、知らないだけなのかをちゃんと確認する必要があるだろう。(*3)

*1 Google にキャッシュを溜めさせない、という通知をしていれば別。
*2 最も良く使われているであろうテキスト検索について。画像検索などはまた別。
*3 単純な動くメニュー以外の効果に Flash を使っている場合は、もちろん Flash でなければできないこともあるだろう。

(記事提供 : サイボウズ / サイボウズ・ラボ

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