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2008年4月24日 09:00
全記録時代への挑戦「カリフォルニア大の調査によれば、人類がこの世に現れてから紀元2000年までに、総人類が残した記録データすべてを総合しても、12エクサバイトしかなかったんだ。ところがさ、デジタルメディアの普及で、前世紀の終わり頃から各自の情報ストック量が飛躍的に増えてさ。いまでは毎年、年間1万エクサバイトもの情報が世界中で蓄えられている」(『エクサバイト』服部真澄著 角川書店刊) これは、「2025年。全記録時代、――」というこの本の帯が示すように、未来のお話。ただ、全人類がどれだけのデータを残したのかというのは、カルフォルニア大学バークレー校が1999年に調査をした実際の話。 Web2.0 というキーワードが2005年に登場して、今日では Blog が一般化し、みんなが情報を発信するようになりましたが、一体年間どれだけのデータが世界中で造られているのでしょうか? なんと、Brian Bergstein 氏の「So much data, relatively little space」という記事によると、2003年は5エクサバイト、2006年は40エクサバイトだったのだそうです。 つまり今日では、人類20世紀分の記録を毎年100セット以上も作っているというだけでなく、Web2.0 時代に入って、さらにとんでもない勢いでデータが増え続けているのです。 これまでのコラムで、今日コンピュータ性能の鍵を握るハードディスクや次世代ファイルシステムの行方、ハードディスクに取って代わろうとするフラッシュメモリ、そして性能に押されるようにして脅かされるデータの耐障害性などを取り上げてきました。 ハードウェアからデータベースを見てみると、結局見えてきたのは、とんでもない勢いで膨張して、あらゆるところに散在するようになってきているデータをどう取り扱えばいいのか、それとの戦いでした。 しかし、データや情報の目的は、「蓄えること」自体ではなく、「取り出すこと」です。必要な時に必要なデータを取り出すこと。それこそがデータベースの本分だといえます。 そう考えてみると、“全記録時代”への挑戦は、もう一方から見てみる必要があることに気づきます。 どうやって膨大なデータから必要なデータを取り出すのか。 これからは視点を変えて、データを取り出すことに関する様々な話題を取り上げていきますので、お楽しみに。 記事提供:db4objects
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