タイムマシン封筒からノートパソコンを取り出すアップルコンピュータの CM を覚えている方がいらっしゃると思いますが、先日初めて Mac のパソコン、その薄い MacBook Air を買いました。
普段は Windows しか使っていなかった私にとって、何から何までが新鮮で、毎日違いに驚き、楽しんでいるところです。最近はお気に入りのアプリケーションも、Windows だけでなく Mac もサポートしているし、Web アプリケーションであればほとんど同じように使えるので、今のところまったく不自由はありません。 何よりも楽しいのは、Mac の中がおもちゃ箱のような遊び心でいっぱいなことです。少し前に流れていた、スーツ姿の太ったサラリーマンと、カジュアルな格好でおしゃれな若者が対照的な Mac の CM は、なるほど、的を射ているなとしみじみ感じています。 中でも私がすごいと思うのは、「タイムマシン」です。 2年前に、Mac のカンファレンスではこう表現されていました。 Time Machine....time travel...go back in time to get older versions of files...to see the state of the file system as it existed in the past-OMG, snapshots! New file system in Leopard! New file system in Leopard! タイムマシン……、タイムトラベル……、時間をさかのぼって昔のファイルを取りに行く……、ファイルシステムをかつてのあの時のままにもう一度見る。なんてことだ! スナップショットだ! Leopard の新ファイルシステムだ! Leopard の新ファイルシステムだ! Leopard というのは、Mac の新しい OS“OS X 10.5”のことです。ちなみに私の MacBook Air に載っているのもこれです。タイムマシンについては、アップルコンピュータのサイトでも実際に見てみてください。 何よりも私がすばらしいと思うのはそのネーミングです。タイムマシン。 これほど私たちが慣れ親しんでいて、時には思い焦がれていて、それでも絶対実現できないと感じているように、みんなが同じようなイメージを共有しているものって、考えてみるとなかなか思いつきません。 無味乾燥で、0と1からしか成らないデジタルの世界ですが、この想いを投影できるので、なんだかドラマチックで、愛着があるように感じます。何よりもイメージを共有しているので、誰にとってもシンプルで使いやすくなっています。 もしこれを、「ファイルシステムスナップショット」と呼んだらどうでしょう? 全く同じものを指していて、技術的にはむしろ正確な響きであるにも関わらず、なんともかわいげのない感じです。たぶん使い方もマニアックで、マニュアルをひっくり返さないと何がなんだか分からないものになったでしょう。 過去を検索する。過去に行って見る。タイムマシン。 単なる名前、幻想に過ぎないにも関わらず、アップルコンピュータはこうして私たちに新しい感動体験を与えてくれます。 複雑なものをシンプルに、そして楽しく教えてくれる。それが、私が毎日 Mac で体験していることです。 記事提供:db4objects
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