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2008年10月15日
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メールマーケティングの効かせ方
メールマーケティングの効かせ方 鶴本 浩司(つるもと こうじ)メールホーム
マーケティング構成作家。メールマーケティングのコンサルティングやプロデュースを手がける。 近著に、「顧客に選ばれるEメールマーケティング」がある。

2年後のメールマーケティングの世界(米コンフェレンス取材報告)

国内国内internet.com発の記事
米国のメールマーケティングは日本より2年ほど進んでいると言われてきたが、それは今も変わらない。現在の理論や実践技法の差異に目を向ければ一目瞭然だ。
これを言い換えれば、米国のメールマーケティングの「現在」を読むことで、日本の「2年後」を予測できるとも言える。この考察は少なくとも今までのところ的中している。

さて、そのアメリカの「現在」を読むため、2003年5月にニューヨークで開催された『Eメールマーケティング戦略コンフェレンス』に報道関係者として参加した。そこで発表された最新トレンドをここで報告したい。
なおこのコンフェレンスは米 internet.com 社が年3回開催しているもので、メールマーケティングに関するものとしては全米最大。ということは世界最大でもある。今回は以前にも増して国際的になり、英国やカナダをはじめ、オーストラリアや中国、アルゼンチン、インドからも参加者があった。

同コンフェレンスを取材してみて、アメリカの最新トレンドは大きく2つにまとめられる。
ひとつは「顧客(見込客)との距離感の進化」で、そしてもうひとつは、「クロス・チャネル化」だ。

まずひとつめの「顧客(見込客)との距離感の進化」とはどういうことか。
メールマーケティングはもともと、パーミション(承諾)を基点とした顧客指向のマーケティングであった。しかしパーミションだけでは、もはや不十分ではないかという意見が広まりつつある。そこで台頭しているのが、パーミションを超えた次元で、「どう顧客(見込客)のエンゲージを得るか」という考え方だ。

エンゲージとは「エンゲージ・リング」などで知られるように「婚約」を意味する。つまり商品やサービス(または企業)に対し、消費者の「エンゲージを得る」ことこそが重要という考え方で、「パーミションを得る」というレベルよりもリレーション(関係)の深度が深い。裏を返せば、パーミションというレベルだけでは機能しなくなりつつあることが伺える。

もうひとつは、「クロス・チャネル化」だ。
かつては複数の消費者接点を組み込んだ構成を「マルチ・チャネル」と呼んできた。メールマーケティングでも例外ではなく、他チャネルとの「連動」はさかんにおこなわれてきた。

しかしホンモノの顧客指向としていくには、さらに一歩進んで、「融合」が重要になると考えられるようになった。つまり、メールマーケティングやウェブマーケティング、ダイレクトマーケティングを「連動」させるのではなく、これからはどのようにトータルで「融合」させるかということだ。この考え方を実践するには、断片を集めての集合体とするのではなく、俯瞰した組み立てが必要となってくる。

アメリカでは、企業の論理に基づく組み立てだと、消費者から厳しい評価を受ける時代に突入している。日本も2年後にはそうなるに違いない。
今そのことに気づき、ホンモノの顧客指向を実践できれば、2年後のポジションが見えてくる。



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