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齋藤浩一(さいとうこういち) |
(株)サーチナ・メディア事業部所属
中国専門ポータルサイト「中国情報局」の編集など
「中国IT白書」の編集にも参画
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次に狙うは海外市場、中国携帯メーカーのグローバル戦略
著者: 株式会社サーチナ 執筆:サーチナ・有田直矢 プリンター用 記事を転送
▼2004年1月20日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
一昨年、松下電器が提携検討を発表して日本でも話題になった TCL 集団。その中国家電メーカーの巨頭でもある TCL 集団が先日、携帯電話事業で外資系メーカーと具体的な M&A (買収・合併)協議を開始したとの報道が中国を駆け巡った。その交渉相手が仏アルカテルか独シーメンスというビッグネームであっただけに大きな話題を呼んだ。
その後、この携帯電話事業における外資系との提携について、TCL 側は「憶測に過ぎない」と否定のコメントを発表したが、業界では近いうちに同社が大型提携を締結するとの見方は依然として残っている。同社は昨年11月に仏トムソンとテレビ事業で合弁、今後の方針としてグローバル戦略を掲げる中で、同社自ら携帯電話事業で「今後3年以内に世界トップ5を狙う」と高々に宣言している。
また、こうした同社の動きに消費者も高い関心を寄せている。株式会社サーチナの関連会社である上海新秦信息諮詢有限公司(上海サーチナ)が2003年11月に行った移動体通信に関するマーケティング調査では、今後に期待する携帯電話端末メーカーとして TCL が1位に選出されている。
しかし、中国の携帯電話市場で海外進出を加速させているのは TCL だけではない。現在、波導(バード)、熊猫(パンダ)、夏新、迪比特、科健などの中国大手メーカーは、自社ブランド製品の海外輸出の拡大を計画している。
中国メーカーの中で販売シェアトップである波導は近日中にも、フランス、イタリア市場への輸出を開始、同社にとって初めての欧州市場進出となる。同社の2003年における海外輸出は30万台程度で、その主な輸出先は東南アジア、ロシア、インドなどであった。同社は今年、海外市場での販売ネットワークとブランドの確立を目指し、海外輸出を200万台、輸出目標額を2億ドルに定めている。
加入件数の増加とともにメーカーの間で激しい競争が繰り広げられている中国国内の携帯電話市場では、かつて海外大手メーカーによるシェア独占が続いていた。しかし、2003年上半期(1-6月)には、ついに中国メーカーのシェアが50%の大台を突破。そして情報産業部の最新統計によれば、現在の中国メーカーのシェアは60%を超えている。
業界筋は、「中国市場はすでに飽和状態。現在、中国の各メーカーは海外市場に新たな収益スポットを求めている」と語る。これまで中国メーカーは、輸出においても OEM / ODM 方式が主流であった。しかし、海外メーカーとの激しい競争の中で、技術開発、サービスなどの分野で着実に力をつけた今、中国メーカーは国内市場での販売シェア確保を後ろ盾に本格的な海外市場への進出を狙っている。
(執筆:サーチナ・有田直矢)
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