中国デジカメ市場、低価格競争が成長を後押し中国 IT 市場で今最もホットな商品がデジタルカメラだ。ハイクラス消費者においても、
「今後、購入したいIT製品」として、3割を超える人が「デジカメ」と答えて最も多い割合となった(「中国生活者の生活実態−サーチナ中国白書2004-2005−」(サーチナ総合研究所編著)収録)。中国市場でもフィルムカメラからデジカメへと移行を迎えつつある。
株式会社サーチナは、関連会社である 上海新秦信息諮詢有限公司(上海サーチナ)を通じて「デジカメに関する意識調査」を実施。その急成長するデジカメの消費者動向を探った。 成長を遂げる中で、最大のネックとなっているのはやはり価格のようだ。調査では、約65%の人が「値段が高い」と回答、他を大きく引離す結果となった(複数回答)。希望購入価格帯では、「2,001-3,000元」が最も多く35%弱を占める。日本円に換算すれば、3万円を超える値段となり、日本との大差はない。次いで「1,001-2,000元」で30%、「3,001-4,000元」は20%弱となり、値段が上がるごとに割合は小さくなった。 決して安い買い物ではないデジカメであるが、それでも中国市場で爆発的な人気を博している。その背景には、都市部ですでに携帯電話が普遍的な存在となった現在、その次のステップとして、最もハイテクでスタイリッシュなIT製品の象徴がデジカメであるといえよう。 デジカメの価格は画素数によって変化するが、その画素数で最も多かったのは「301-400万画素」で30%強、「201-300万画素」が20%強となった。現在の主流は300万画素程度と考えることができる。また、200万画素以下のデジカメよりも500万画素以上の人気が高く、高画質製品への需要が高まっていることがうかがえる。 これは、中国のデジカメ市場で現在、熾烈な価格競争による値下げが続いていることが関係している。市場では1,000元を切る製品も売られており、その波はハイエンド製品にも波及。消費者の高画質志向とともに、市場拡大に拍車をかける要素となっている。 調査の期間は、2004年3月16日から4月10日。「新秦調査」オンラインモニターをメール DM によって調査アンケート票 URL に誘導して行われたもので、有効回答数は5,778件。 (執筆:サーチナ・吉田雅史) |