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上海家電フェスティバルに見る家電製品の最新消費動向
著者: 株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一 プリンター用 記事を転送
▼2004年6月25日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
2004年5月、上海で「2004 上海家電フェスティバル(上海家用電器節)」が開催された。「上海家電フェスティバル」は家電製品の展示販売や新製品発表を目的とした催しで、すでに5年の歴史をもつ。
今年の「2004上海家電フェスティバル」における会場販売状況を分析すると、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、カラーテレビなどの家電製品に対する、上海の消費者ニーズの新しい動向が垣間見える。
エアコンは、市場規模は大きいもののメーカー同士の競争が激しく、各メーカーが「薄利多売」でしのぎを削る状況が生まれている。上海では「一部屋一台」といわれる高普及率を背景に、新しくエアコンを購入する家庭には、一度に3台以上を販売するケースも珍しくない。
しかし、このような良好な販売環境にもかかわらず、メーカーが得られる利益は決して大きくはない。エアコンの原材料価格は年々上昇しているといわれるが、乱立する同業メーカー同士の激しい競争を背景に、各メーカーはエアコン価格を上げず、かえって激しい値下げ競争を展開しており、このことが、エアコン市場に「薄利多売」の現象をもたらしている。
冷蔵庫は、上海市場で人気があるのはハイアール、シーメンス、LGで、容声、新飛、美菱などは、全国的に知名度は高いものの、上海市場における販売状況は必ずしも振るわず、「上海家電フェスティバル」の会場においても、それぞれのメーカーのブースを訪れる顧客数に、その差ははっきりと現れていた。
上海の消費者は、省エネ、きめ細かな温度コントロールシステム、優れた鮮度保持機能などの先進的機能を重視し、また、超大容量冷蔵庫に対する需要も増えている。
上海市場ではこのような消費者ニーズをつかみ、いち早くそれに対応した製品を販売できるかどうかが、市場の支持を得られるかどうかの分かれ目であり、上述の上海市場で人気のあるメーカーとそうでないメーカーの間の差にも、この点は反映されている。
洗濯機は、ハイアール、LG、シーメンス、小鴨、日立などの数社が大きな支持を集めた。高速回転技術に対する消費者の認知度も上がっており、高速回転のものを特に指定して購入する動きも見られた。
また、過去にある同じメーカーの冷蔵庫、洗濯機を購入し、製品満足度が高かった場合、その他の家電を購入する際にも、同じメーカーのものを選ぶ傾向も見られた。
カラーテレビについては、高級カラーテレビの価格は下落傾向にあるが、カラーテレビの市場平均価格は上昇している。上海の大型家電小売店の調査によると、現在、上海のカラーテレビ平均小売価格は5,500元前後であり、3年前より約2,300元上昇した。この価格の変動は上海のカラーテレビ消費が新たな段階に入ったことを示している。
すなわち、解像度が大幅に改善された大画面 CRT カラーテレビ、プラズマテレビ、及び20インチ以下の液晶カラーテレビが徐々に普及してきたのである。
「2004上海家電フェスティバル」の期間中、1.8万元以上の高価格帯カラーテレビはカラーテレビ総販売量の3.5%を占め、カラーテレビの総販売額の11%に達した。特に人気を集めたのは、サムソン、シャープ、LGなどの販売する高級カラーテレビで、上海市場全体においても、この3社は高級カラーテレビ市場で大部分のシェアを占めている。(記事提供:サイバーブレインズ)
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