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齋藤浩一(さいとうこういち) |
(株)サーチナ・メディア事業部所属
中国専門ポータルサイト「中国情報局」の編集など
「中国IT白書」の編集にも参画
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「アリババ」と宿敵「eBay 易趣」が競り合う中国 e コマース市場
著者: 株式会社サーチナ 執筆:サーチナ・中村彩 プリンター用 記事を転送
▼2004年10月19日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
ソフトバンクから2,000万ドルの巨額投資を受けてから4年。企業間取引(BtoB)サイトを運営する阿里巴巴(アリババ)は、いまや米 Forbes 誌のベスト BtoB 企業の常連だ。
2004年は中国のサイトとしては唯一アリババが選ばれ、これで5年連続の選出となる。アリババの BtoB 企業サイトは、200以上の国と地域の500万以上のビジネス会員を有し、毎日10万件近くの取引情報を発信している。特に、ニッチな方面における中小企業に対するサービスで高い支持を受ける。
アリババの馬雲・CEO は現在、続々と中国に進出する米国企業に注目。その中には、中国に進出しようとする企業だけでなく、中国との取引に明るくない米輸出業者も含まれる。馬雲・CEO によると、中国大手オークションサイト「易趣網」(現・eBay 易趣)の米現地法人株式のうち、33%を取得した eBay が運営する e コマースサイト「Powersellers」では、すでにこうした取引が行われているという。
アリババと eBay 易趣は、CtoC オークションにおいてもライバル関係にある。アリババのオークションサイト「淘宝網」の会員数は220万を数え、ページビューは5,000万、取扱い商品数は250万件に上るとされている。一方、中国唯一の有料オークションサイトである eBay 易趣の「eBay 易趣」は690万の会員を持つが、取引額は「淘宝網」に及ばず、現在はアリババが優勢だ。
淘宝網の勝因は無料サービス。アリババもいつまでも無料サービスを続ける意向はないとするものの、eBay 易趣が現在行っている取引料と登録料を徴収するモデルは、中国の一般消費者を対象としたサイトには向かないとされている。淘宝網では時期を見計らって、年会費制への移行する可能性が高い。
対する eBay 易趣は10月13日に、中国オンラインゲーム最大手の盛大網絡(SHANDA)と戦略的パートナーシップを締結した。これにより eBay 易趣は、盛大網絡の指定 e コマースサイトとなり、また盛大網絡のオンラインゲームサイトに広告を出すことになる。同サイトは2004年4月から6月において、最高160万の同時接続数を記録しており、平均同時接続数は120万に上る。eBay 易趣は絶好の広告媒体を得たといえる。
「中国 IT 白書2004−2005」(サーチナ、2004年10月)によれば、中国は8,700万人のインターネット人口を有しており、e コマース市場としても巨大なポテンシャルを秘めている。アリババや eBay 易趣など国際的企業が競り合うその市場は、今後充分注目に値するといえる。
(執筆:サーチナ・中村彩)
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