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中国携帯電話市場における競争(1)

著者: 株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一 プリンター用 記事を転送
2004年10月21日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事

世界の携帯電話市場は依然強い増加傾向にある。全世界における2004年第1四半期の携帯電話の出荷台数は、カメラ付きやカラーディスプレイの携帯電話に対する需要が強まり、前年同期と比較して30%近い高成長率であった。

この高成長率を裏付けるように、携帯電話加入者数が2007年に20億人、2009年までには25億人を超えると言われている。契約者数では依然として中国が世界第1位を維持すると予想されている。

中国での携帯電話の加入者数は、1998年には2,400万件程度であったが2004年6月の時点で3億件を超えている。わずか5年半ほどの間に12.5倍以上の高成長率を示した。携帯電話は全中国人の20%以上に普及していることになる。但し、実質の携帯電話の普及率を見る場合には、地域や年収、年齢差などの特徴を考慮しなければならない。

当社インターネット調査において、2004年の6月3日から21日まで13の省や都市(北京市、重慶市、福建省、広東省、黒龍江省、湖北省、江蘇省、遼寧省、三東省、陝西省、上海市、四川省、天津市)の18歳以上の男女計3,720人に携帯電話の所有状況を尋ねたところ、全体で94.5%が携帯電話を所有していた。これは13都市に限り、またインターネットユーザーという特性をふまえた数字である。

前述のインターネット調査の中で、購入の意向があると答えた人は68.7%となった。また全体の60%近くが1年以内に購入したいと答えた。すなわち、大部分の人はすでに携帯電話を所有しているにも関わらず、近いうちに買い替えか複数台を所有するのか、いずれにしても携帯電話に対して未だ強い購入意向があることがわかる。

携帯電話市場の成長に影響を与える1つの要素が国策である。中国情報産業部は「家家通」プロジェクト(中国の家庭で電話の普及率を100%にする)を2020年までに実現すると発表した。国策によって固定電話もしくは携帯電話の普及が進むことが予想される。すなわち、中国の携帯電話の加入者数は今後も伸び続けていくと考えられる。

だが中国における携帯電話の市場の成長が速いことは、良い面ばかりではなく幾つかの問題点も生み出した。

市場の成長を見込んで参入した中国の携帯電話メーカーは30とも40社とも言われている。これらの国内メーカーと外資系携帯電話メーカーが2004年中国において、1億7,000万台の携帯電話端末を生産すると予測されているが、うち中国国内での販売台数は約1億台で、中国からの海外輸出台数を考慮しても、生産台数を大きく下回る見込みとなっている。

生産過剰から、累積された携帯電話端末の在庫の数は3,000万〜4,000万台にものぼると言われており、そのほとんどが中国国産メーカーによるもので、在庫整理に追われている携帯電話端末メーカーも少なくない。在庫処理が1つの原因となり、巨大な携帯電話端末のゴミを生み出すといった新たな問題も生じるようになった。

中国情報産業部系の賽迪顧問(CCID コンサルティング)によると、中国における携帯電話の販売量は2004年第1四半期(1〜3月)で1,740万台、第2四半期(4〜6月)で1,645万台と、約100万台ほど落ちている。以上のことから、強みがない中小規模の携帯電話端末メーカーにとっては苦しい戦いに続くことが予想されている。(記事提供:チャイナサーベイ

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ゲーム業界:セガが中国に本格進出
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