携帯端末、初期導入者は片手操作技術に、初期大衆はバッテリ寿命に関心
著者: Sean Michael Kerner プリンター用 記事を転送
▼2004年11月10日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事
現在、携帯端末市場はさまざまな製品であふれているが、
IDC が市場の位置づけや今後の方向性を調査している。
先ごろ、携帯端末の世界市場は3四半期連続で前年比での減少を記録した。
IDC の Worldwide Handheld Qview では、
2004年第3四半期の出荷台数が前年比8.7%減の210万台になったことが分かっている。
現在首位の palmOne もマーケットシェアを6.9%減の34.7%としている。
シェアの低下は20.3%の連続減が要因で、
前年比では12.7%減となる。
Palm のシェア低下分は HP にまわり、
同社はシェアを前四半期比6.7%増としている。
| 携帯端末ランキング |
| 順位 |
ベンダー |
2004年第3四半期 出荷台数 |
2004年第3四半期 シェア |
| 1 |
palmOne |
736,481台 |
34.7% |
| 2 |
Hewlett-Packard |
648,975台 |
30.6% |
| 3 |
Dell |
188,200台 |
8.9% |
| 4 |
MiTAC |
68,500台 |
3.2% |
| 5 |
ソニー |
44,192台 |
2.1% |
| |
その他 |
436,644 |
20.6% |
| |
合計 |
2,122,992台 |
100.0% |
| データ:IDC、2004年10月27日 |
西ヨーロッパの携帯端末(PDA およびスマートフォン)市場は直近の四半期で38%増となっており、2004年第3四半期は、昨年同期に130万台だった出荷台数が180万台以上となっている。同市場では、わずか4%ながらスタンドアロン PDA の増加が明らかになっている。欧州の成長を牽引するのは RIM Blackberry および Nokia Series 60の両スマートフォンのようだ。
西ヨーロッパ最高の伸びを示したのが複合機で、
前年比60%の力強い成長で携帯端末をリードした。
IDC 西ヨーロッパ携帯端末 出荷台数調査(2004年第3四半期) |
| 端末の種類 |
2004年第3四半期 |
シェア |
2003年第3四半期 |
シェア |
伸び率 |
| 携帯端末 |
544,750台 |
30% |
524,015台 |
39% |
4% |
| 複合機 |
1,301,340台 |
70% |
811,470台 |
61% |
60% |
| 携帯端末合計 |
1,846,090台 |
100% |
1,335,485台 |
100% |
38% |
| データ:IDC、2004年 |
IDC の別の調査では、
携帯端末の「初期大衆」が初期導入者と同じ技術に関心を示さないことも分かった。
1,800人の初期大衆を対象にした調査では、
回答者の25%がここ12か月で WiFi のホットスポットに最低10回アクセスしたことが分かっている。
この調査対象の大半は複数の端末を持ち運び、
半数以上は携帯端末(携帯電話、PDA、およびラップトップ)を3台持ち運んでいる。
また、約66%は PDA と携帯電話を両方持ち運んでいる。
とは言っても、初期大衆を対象にした IDC の調査では、
回答者に明確な端末の軽量化願望があった。
半数以上は、電話、電子メール、PDA など、
複数の機能を1台の端末に集約した複合機の購入に一定の興味を示した。
IDC の分析では、初期導入者はデザイン、ステータス、そして目新しさ気にする。
対する初期大衆(技術の定着を待ってから購入することを好む消費者)は、
生産性や安全性の方に関心を示す。
IDC のシニアリサーチアナリスト、Dana Thorat 氏は声明の中で、
「各種携帯電話の機能比較では、
バッテリ寿命や画面の表示品質といった特徴のほうが、
片手操作、マルチメディア機能、ブランドといったものより重要になる。
初期大衆は、携帯ソリューションに関する判断が慎重で、生産性を高め、生活に利便性を提供する電子メールなどの実証済みアプリケーションを明らかに重視している」と述べている。
|