|
|
 |
株式会社サイバーブレインズ |
急激な変化と地域格差、そして特異な商習慣、統計データの不足といったキーワードに代表される中国を、正確に把握するための最新のデータをご提供いたします。
|
|
|
|
|

 |
中国デジタルカメラ市場動向(2)
著者: 株式会社サイバーブレインズ 谷本 秀一 プリンター用 記事を転送
▼2004年11月26日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
【前回の続き】
これまで中国デジタルカメラ市場では、歴史的に日本メーカーが強かった。しかし、「市場報(人民日報主辧)」2004年9月10日によると、2004年の上半期において、2003年までの日本メーカー優位の市場構造に変化が現れた。Eastman Kodak のシェアが2004年の第2四半期で前年同期比(2003年のシェアを)約7%増の16%となり、その結果、中国デジタルカメラ市場シェアは、日本メーカーの独占状態に Kodak が食い込むこととなった。
Eastman Kodak の戦略に注目してみると、2004年10月11日の「the Star Online」ニュースで、Kodak は2003年、133億円の収益の中で利益率が30%に到達している。その30%の利益のうち、6%をR&Dに、14%をマーケティング&プロモーションに予算を割り付けたとある。今後、さらにマーケティングやR&Dを強く推し進めていくことが予想される。
さらに Eastman Kodak は、中国の企業と提携関係を構築し販路の開拓に力を入れ、日本のデジタルカメラメーカーからの OEM などで技術方面にも力を入れている。販路としては、大都市ではなく中国農村部をターゲットにして、デジタルカメラとフィルムカメラを安価で提供する戦略をとっているように思われる。
このような中国デジタルカメラ市場の状況で、中国の「全国照相機械標準化技術委員会」が、中心となってデジタルカメラの標準規格の最終案を完成、認可を待つばかりとなっている。このデジタルカメラの標準規格が制定されるのは2005年とも言われている。
デジタルカメラの標準規格の中身は、デジタルカメラの外観やデザイン、構造、機能、ソフトウェアなど14項目における製造技術の規定、そしてテスト実施方法や使用説明、梱包や輸送などについて定められる。現在、中国に輸入されるデジタルカメラは、中国語での機能メニューや説明書に不備が目立つことが指摘されており、この標準規格は外資系メーカーにおいて規制につながるものと予想される。
今後の展望としては、HP や EPSON などのプリンターメーカーとして知られたメーカーが、中国デジタルカメラ市場に参入してくると思われる。さらに TCL などの中国メーカーが新規参入を計画しており、今後、さらに競争が激しくなっていくものと思われる。
中国では、デジタルカメラの価格低下により、現状で300万画素〜400万画素に人気が集まっている。一方、今後、画素数が増えたとしても一般ユーザーには画像の鮮明さが認知されにくいといった声もあることから、画素数をあげることのみでなく、その他の付加価値サービスが必要になってくるだろう。
技術の進歩により低位機種である低画素数のデジタルカメラの価格が下がり、さらに激しい競争により、低位機種のみならず上位機種においても価格が下げられている。今後もこの状況が続くことが予想される。付加価値の高い製品やサービスと低価格での二つの分野において、さらに激しい競争が予想される。
(記事提供:チャイナサーベイ)
|

 |
|