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2006年9月20日 11:00
使いやすさの鍵は情報構造ユーザーのために使いやすいサイトを提供することが重要であることに疑問を持つ方は少ないと思いますが、実行することは決して容易ではありません。
多くの部門がそれぞれの考えでコンテンツを制作した結果、統一感のないコンテンツが増大する一方という状況の中で、それらを一定の決まりに従って整理していくためにはそれなりの方法論が求められます。 この点で参考になるのは東芝のアプローチです。 同社は「サイト・エクスペリエンス・ナンバーワン」を目指して、トップページに FLASH を導入するなどサイトの大規模なリニューアルに取り組んできました。2002年にはインフォメーション・アーキテクチャー(IA:情報構造)の考え方を導入し、ユーザビリティを大幅に強化しました。その結果、入り口が分かれていても行き着くコンテンツは同じであるといったような、ユーザーに混乱をもたらしかねない問題を克服しました。 さらに、翌年には「品質機能展開」という品質管理の手法を活用し、ユーザーからの要望を体系づけて Web サイトに落とし込むための取り組みを行いました。同時に、東芝としてのビジョンやポリシーの訴求にも取り組みました。 その結果、今日のように、スペースを有効に活用しつつできるだけ多くの製品や取り組みを同時にアピールする洗練されたサイトができあがったといえます。 弊社の企業情報サイト2005でも、同社のサイトは企業好感度の向上に大きく寄与するサイトとして、ユーザーから高い評価を得ています。 さらに、フィッシング詐欺などにユーザーが巻き込まれないよう、ガイドラインを作成してセキュリティ対策を徹底するなど、ユーザーの目には触れにくい地味ではあるが重要な作業にも着実に取り組んできました。 このようなアプローチを支えるベースとして、企業活動のコンセプトをいかにサイト上で実現するか、という基本的な考え方があります。 同社の Web サイト責任者は弊社のインタビューにこう答えています。 「当社は2005年、130周年を迎えるにあたり、企業活動のコンセプトとして、『驚きと感動』、『快適』、『安心と安全』を掲げた。これに照らし合わせると、2001年のデザイン性の強化で『驚きと感動』、その後のユーザビリティの改善で『快適』、セキュリティの強化で『安心と安全』と、Web サイトでは先行して推進してきた。」 このように、どのようなコンセプトのもとで、いかなる方法論を採用するか、ということが、訴求力がありしかも使いやすい情報構造を実現するための重要な出発点となります。 記事提供:(株)日本ブランド戦略研究所
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