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齋藤浩一(さいとうこういち) |
(株)サーチナ・メディア事業部所属
中国専門ポータルサイト「中国情報局」の編集など
「中国IT白書」の編集にも参画
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マイクロソフトの Vista 海賊版対策は「良心に訴え」?
著者: 株式会社サーチナ 執筆:サーチナ・齋藤浩一 プリンター用 記事を転送
▼2007年3月13日 09:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
米 Microsoft 社の新 OS「Windows Vista」が発売されてから1か月余り。中国でのソフトウェアメーカーが最も気にする点のひとつである海賊版の横行にどう対処するのかが注目されている。そんな中、同社の関係者は、「海賊版の一掃は難しい」とし、海賊版市場の動向に注目しながら今後もユーザーに著作権の保護を訴えていく方針を明らかにした。
同社は、直接的な対策が取られていないことについて、「海賊版の使用は個人の責任。企業が個人的行為に踏み込むのは難しい」と理由を述べた上で、今後も正式版の使用をアピールしていくとした。認証ライセンス制度の導入を図った前バージョンの XP でも、市場では認証ライセンスをパスさせるソフトが出回るなど、根本的な対策とはならなかった経緯がある。
実際今回も、正式版の発売に伴い、海賊版もベータテストバージョンのコピー品から正式版のコピー品へとバージョンアップ。暗号の解読、コピー、販売が一体となった海賊版 Vista の産業チェーンがすでに形成されているとみられ、IT 技術者や愛好家から組織されたハッカーグループなどが興味から暗号解読に携わり、海賊版の製作を後押しする。
現在、海賊版の多くが PC ショップの店頭ではなく、匿名性の高いインターネット上で売買されている。ある海賊版販売業者は、動作保証は半年間だが正式版ユーザーと同じオンラインサービスが受けられるとして、DVD 1枚と暗号解読用教材を30元で販売。2,000元の正式版のアクティベーション期間がたった1年であることに触れ、「半年後、また30元で買いなおせばいい」と悪びれない。インストールキーのみなら15元程度、ディスクだけなら30−50元、正式版そっくりにパッケージングされたものでも100−200元で手に入るという。
海賊版が広がる原因のひとつに、正式版の設定価格がある。500元以下なら購入したいという大方のユーザーの意見に反して、一般販売価格は2,000元程度。一方で Microsoft 社は国内の OEM メーカーに対して、プリインストール用製品を300−400元程度で提供しているという情報もあり、価格差が海賊版の広がりに一層拍車をかけているものとみられる。
Microsoft は具体的対策には触れず、「さらに安全で性能の良いソフトウェアを安価に提供することで、ユーザーに正式版の使用を促す」としている。現在のところ価格を下げる気配はないようだ。新技術がどこまで進歩しても、海賊版との戦いは旧態依然のままだ。
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