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2009年4月16日 10:00
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
今さら聞けない初歩からのアクセス解析 株式会社デジタルフォレスト(でじたるふぉれすと)メールホームrss
Web 解析ツール「Visionalist(ビジョナリスト)」の開発・販売、Web コンサルティング・Web コンシェルジュ、システム開発を提供し、企業のマーケティング ROI 向上を支援します。

さて、アクセス解析を使って何から分析しよう?

初めまして。株式会社デジタルフォレスト Web コンシェルジュの對馬(つしま)と申します。

“始めよければ終わりよし”という言葉がありますが、アクセス解析も同じことが言えます。「さぁ分析だ!」という逸る気持ちをぐっと抑え、まずは分析を開始する前に必要なことを今回はご説明いたします。

■ちょっと待って!分析前に必要なこと
アクセス解析の「データ」を見ることで、人気のあるページやユーザー数等が分かります。けれどもユーザーの好みやサイトに満足しているかといった「心の中」は、「データ」だけでは分かりません。想像力を働かせる必要があるのです。間違った方向に想像力を働かせて結論づけてしまうことを避けるために、準備しなければならないことがあります。

【分析開始前のチェックリスト】
1.分析する理由の明確化
2.サイトの目的とターゲットの明確化
3.キャンペーンやサイト更新情報等のスケジュール、サイトマップの用意


1.分析する理由の明確化
突然ですが、人はなぜ食事をするのでしょうか?理由としては、自身の食欲を満たすため、自分の味覚を満足させるためなど色々考えられるでしょうが、行為の「主体」と「目的」という2つの要素があるのではないかと思います。アクセス解析においても、まずはこれらの要素を明確にしましょう。

というのも、高機能なアクセス解析を導入したものの「ほとんど使っていない」という会社をよく見ます。その理由の1つとして、「主体(誰が)」「目的(何のために)」が明確になっていないままに、アクセス解析を導入したのが原因ではないかと思います。それゆえ不必要なほどに高機能なアクセス解析を導入したり、導入後に「さて、何に使おう?」といった状況となってしまうことが考えられるのです。

分析を行う「目的(何のために)」については、「サイトについて数値で把握するために」といった漠然とした理由ではまだ不十分です。分析を行った結果、どういった状態を実現したのかをはっきりさせましょう。分析結果を誰かに報告する必要があるのでしょうか。サイトで今より効果を上げる必要があるのでしょうか。

時間は有限です。分析にのみ時間を取られ、他の必要な事柄がおろそかになってしまっては「アクセス解析を上手く活用できている」とは言えません。「無駄な分析を行うだけの“給料泥棒”だ」などと周囲に評価されてしまっては全く笑えませんね。アクセス解析を活用して結局何を実現しなくてはならないのか、冷めた目で「分析する理由」について考えてみましょう。

2.サイトの目的とターゲットの明確化
次に、サイトで実現したい状態について明確にしましょう。サイトで「誰に」「何を」してほしいのでしょうか。サイトの目的とターゲットが、今後分析を行う際の足がかりとなります。これらを念頭におき、想像力を働かせてデータを見ることで、どんな人間がサイトを訪れ、どんな事に興味を示しているのか、想定しているターゲット層と一致しているのか否か等、サイトの現状や課題を把握しやすくなるでしょう。

3.キャンペーンやサイト更新情報等のスケジュール、サイトマップの用意
突然 PV が大幅に伸びた、アクセス数が増えた、などといった場合は、キャンペーンなどの特別なイベントの影響であることが大半です。キャンペーンが開始されていることが分からなければ、原因が分かないまま、いつまでもデータを眺めることになってしまいます。サイトの更新に関する情報は必ず把握しておきましょう。

サイトマップはサイトに何ページあるのかやどういったコンテンツがあるのかなど、サイトの全体像を把握できることから、分析の際に非常に役に立ちます。少なくともカテゴリーの分類と各カテゴリーに何ページあるのかぐらいは把握しておきましょう。

●今回のキーワード:PV(ピーブイ/ページビュー)
PV はページがブラウザに表示された回数を表します。通常ユーザーは複数のページを閲覧しますが、同じページを再読み込みした場合もカウントが増えます。PV はどれだけ人の目に触れるかが分かる指標であることから、バナー広告などの広告掲載先を選ぶ際には把握しておきたい指標といえます。また、ユーザーが迷ってページを行ったり来たりする場合でも、カウントされてしまいますので、ご注意ください。

■チェックリストが埋まったら
アクセス解析ツールを使っていよいよ分析開始です。まずはサイト内でよく見られているページ(コンテンツ)を確認してみましょう。PV 数や訪問状況を見た時、ユーザーに見せたいページは上位に来ているでしょうか。貴方が想定しているサイトの「ターゲット」が来て、貴方の想像どおりにページが閲覧されていると考えられる状況でしょうか。

「ターゲット」とは異なるユーザーが来ているのかもしれない――このような疑いから、アクセス解析による分析が始まると言っても過言ではありません。次回コラムからは、アクセス解析で知りたい内容に合わせた分析の方法をご紹介していきます。お楽しみに。

(執筆:株式会社デジタルフォレスト Web コンシェルジュ 對馬理和子)


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