japan.internet.com
japan.internet.com メンバーID
Twitter
Facebook
RSS
ピックアップ
2010年1月21日 10:00
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
今さら聞けない初歩からのアクセス解析 株式会社デジタルフォレスト(でじたるふぉれすと)メールホームrss
Web 解析ツール「Visionalist(ビジョナリスト)」の開発・販売、Web コンサルティング・Web コンシェルジュ、システム開発を提供し、企業のマーケティング ROI 向上を支援します。

PDCA で更なるコンバージョンアップを 〜定期レポート活用5つの必修ポイント〜

今回はデジタルフォレストのコンサルティング部よりお送りいたします。

前回まで数回にわたりサイトリニューアルのお話をさせていただきましたが、その後にはPDCA【Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(見直し)→Analyze(分析)】のサイクルに沿って、定期的に Web サイトの数値をレポート化して効果検証を行い、改善のアクションに繋げていくという業務が必要となります。そこで重要なのは、いかに効率的で意味のある分析、レポーティングを行うか。

今回は定期レポートをうまく活用してサイト改善を図っていくために重要となる、5つのポイントについてお話しさせていただきます。

1.指標の意味をしっかりと理解する
定期レポートで使われている指標に慣れ親しんでしまうと、指標の意味を考えずに、数値の単純な増減だけで良し悪しを判断しがちです。例えば PV(ページビュー)ですが、一般的に PV の増加はサイトが上手くいっていると解釈されがちです。

しかし PV の増加にはサイト内を迷っているユーザーが増えた、という負の解釈も可能です。慣れ親しんでいる指標こそ今一度その定義を再確認し、どのような解釈が可能かを整理してみましょう。

なお、指標の定義は解析ツールによって異なるため注意が必要です。例えば、どこのサイトを経由して来訪したかを把握するための「リンク元(参照元)」ですが、その定義方法が「Visionalist」と「GoogleAnalytics」では大きく異なります。

Visionalist では、お気に入りから来訪した場合「リンク元なし」と区分されますが、GoogleAnalytics では「リンク元なし」ではなく前回訪問時のリンク元(参照元)に区分されます。どちらのツールが良いというのではなく、それぞれのツールの定義に基づいて数値傾向を読み取り、解釈することが重要となります。

2.数値のビジュアル化で分析効率を上げる
単に数値を羅列するだけではなかなか傾向が読み取れません。グラフなどを用いてビジュアル化することで、分析の効率化を図ることが可能です。

同じデータである下の表とグラフを比べてみましょう。グラフでは指標Aと指標Bの関係性や数値の推移を一目で把握することができます。

指標Aと指標Bのデータ(表)
指標Aと指標Bのデータ(表)
指標Aと指標Bのデータ(グラフ)
指標Aと指標Bのデータ(グラフ)
 3.分析を「へー」で終わらせない。原因を追究し施策につなげる
お客様より「分析しても改善に繋げられない、効果が上がらない」というご相談を多く受けます。実際の運用状況を伺ってみると定期レポートを作成してはいるものの、数値の増減の有無を確認するに留まり、なぜ増減が発生したのかを突き止めずにサイトの更新を繰り返すケースが非常に多いのです。

定期レポートは健康診断と同じ。大きな増減が確認されたら精密検査(深堀分析)を行い必ず原因を追究しましょう。原因がわかってこそ次の打ち手も明確になり、適切な改善アクションが生まれ、効果に繋がってきます。

4.分析の時間短縮を図り、効果に見合った分析稼働を
「分析」の指標や視点は無数にあり(分析ツールの機能にもよりますが)闇雲にレポートを作っても時間を浪費するだけです。

定期レポート作成に於いては分析効果に見合った分の時間を見極め、割り当てることです。そのためには、運営するサイトがどれだけの価値を持っているか、そして分析がサイト運営にどれだけのインパクトを持つかを知ることが大切です。その上で定期レポートの作成や分析にどれだけのリソースを費やすべきかを見積もり、定められた範囲の中で必要な指標に対し分析業務を行いましょう。

なお、分析に割り当てられる時間が短すぎる場合は、レポート作成や分析の時間短縮化が求められます。時間が足りないとお悩みの方は次のことを実践してみるといいでしょう。

・定期監視する指標を絞り込む
・レポート内容をビジュアル化する
・レポート作成の一部自動化を図る
・取得に時間を要するデータなどは代替指標を使う

5.定期レポートの指標は半年に一度見直す
どんなに検討に検討を重ねて精緻に設計したつもりの定期レポートでも、運用していく中で実情に合わなくなっていくものです。市場環境、競合、商品サイクルなどに変化が起きれば必然的にレポートすべき内容も変わります。

また、当初は必要だと思った指標でも運用していく中でその存在意義が見出せない、施策に結びつかない、また他の指標と同じような分析結果しか導きだせないといった場合は指標の削減も検討したいところです。

最低でも半年に一度は定期レポートの項目を確認し、見直すことにより効果的なレポート運用が可能となります。


リニューアル後に Web サイトに全く手をつけないケースをよく見かけますが、数値を確認しながら細かな改善を繰り返し行うことは大変重要です。手術後に経過を見ずにいるなんて怖くて出来ないのと同じです。リニューアル後、適切に PDCA を回すことでコンバージョンを3倍以上にした事例もあります。今回お話させていただいた5つのポイントを参考に、継続的な改善を行い成果に繋げていただければ幸いです。

1年間にわたり本コラムをご覧いただき、ありがとうございました。

(執筆:株式会社デジタルフォレスト コンサルティング部)


プリンター用
記事を転送
この記事をクリップ!
厳選した九州のお野菜とお米をお届け
厳選した九州のお野菜とお米をお届け 野菜の木では、老舗料亭 沙羅の木が厳選した九州のお野菜とお米をお届けします。 毎週、隔週での定期のご購入も可能です。 入会費、年会費、送料、荷造手数料は無料です。
注目のトピックス
Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.