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2001年8月8日 00:00

インターネット広告の不振で消えゆく、寄付サイト

著者Beth Coxオリジナル版を読む海外海外発
私が、寄付サイト『Hunger Site』について初めて記したのは、1999年6月のことであった。このサイトのコンセプトは、実に興味深い。訪問者が1クリックで、米、小麦、トウモロコシ、そのほか主食となる食品を、飢えに苦しむ人々に寄付できるのだ。

サイトの訪問者は、アイコンをクリックして企業サイトに飛び、寄付を行うことができる。寄付にかかる一切の費用は、訪問者本人ではなく、サイトに広告を出している企業が支払う。

しかし、残念なことに、こういった寄付サイトはもはやほとんど存在しない。

最善の意図を持って始められた寄付サイトは、素晴らしいアイデアのように思えた。しかし、こういったサイトがインターネット広告不振の影響をまともに受けている。先週サイトを覗いてみると、「Hunger Site はただいま定期メンテナンス中、ご迷惑をおかけします」というメッセージが表示されていた。しかし、今週はそのページさえ表示されなかった。

シアトルを拠点とする非営利のショッピング センター GreaterGood.com も同様に閉店した。GreaterGood.com は、商品を購入するだけで慈善事業に参加できる Eコマース サイトだ。お客は、ショッピング金額の5%を様々な慈善団体に寄付することができた。

参加企業には、Amazon.com、JC Penney など認知度の高いブランド企業も含まれ、慈善団体には、The Nature Conservancy、Special Olympics、Save the Children、World Wildlife Fund、Humane Society GreaterGood などが名を連ねていた。創始者である John Breen 氏は2000年2月に、Hunger Site とも提携を交わしていた。

こういった寄付サイトは、テクノロジーに魅了された夢見る人々がもたらした単なる絵空事に過ぎなかったのか。私はそうは思いたくない。

そんな時、マサチューセッツ州デッドハムを拠点とする EcologyFund.com(クリック寄付サイト最大手)のプレスリリースに目がいった。同サイトは閉鎖した Hunger Site に取って代わろうと息巻いていたが、私が創始者である Tim Kunin 氏と連絡が取れた時には、状況は一変していた。

「我々は、25%の仲介料を差し引かない非営利団体として運営していきたい」と Kunin 氏は語った。

EcologyFund は、hungersite2 という URL を取得し、デザイン開発後にプレスリリースの手配をした。しかしプレスリリースが発表される前に銀行が同資産の売却を計画したため、訪問者のクリック率が悪くなってしまった。 「これが我々の最大の心配事である。アイデアが実現するかどうかは、様子を見るしかない」と Kunin 氏。

EcologyFund では、訪問者はプロジェクト選択後、クリックして寄付を完了する。Novica.com、Cafe Canopy、Wine Accents、FinePrint、Sportula、Gama Ristorante、Planet-Save、CharityMall.com といったスポンサー企業が、絶滅の危機に瀕している密林に寄付を行うという仕組みだ。同サイトでは、1回のクリックが100平方フィートの森林を救うといわれている。

クリックすると、スポンサー企業の広告がポップアップウィンドウとして現われ、それをクリックするとスポンサー企業の Web サイトへと進む。「トラフィックは増加しており、ペルーの新しい森林プロジェクトをサイトに追加したばかりだ」と Kunin 氏。 EcologyFund は現在、カリフォルニア州、コロラド州、ワシントン州、ケンタッキー州、オンタリオ、マニトバ、アルベルタ、メキシコ、エクアドル、ペルー、パタゴニア、タンザニア、スコットランドの密林地帯に寄付できるオプションを提供している。同サイトは、1週間で平均100エーカー以上の密林地帯に寄付を行っている。

これらの寄付サイトは皆素晴らしいコンセプトを持っているにもかかわらず、インターネット広告の不振が暗い影を落としているのは、残念なことだ。

いつの日か Hunger Site が再び戻ってきたら、私は、読者の皆さんに必ずお知らせしたいと思う。
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