「My ページ」には、「自分だけの聖域」が必要最近では、多くのポータルサイトが「My Yahoo!」のような「My ページ」を設置している。My ページは、ユーザーが個人情報を管理するためのページである。だからこそ、デザインが不十分であったり目的がずれていると、せっかくの顧客を取り逃がしてしまう。では、My ページを運営する場合、どのような点に気をつければ良いのだろうか。
内容を保存したつもりが、ログアウトしてしまった 私は MSN が嫌いだ。MSN の My エリアはデザインが悪く、ボタンの配置も悪い。例えば、「プロフィールの更新」ページの上には「更新」ボタンがあり、さらにその上には Passport の 「サインアウト」ボタンがある。このため、変更を保存しようとしてボタンを押したつもりが、間違ってサインアウトしてしまうことがある。「保存」と「ログアウト」ボタンの配置には十分気をつけるべきだ。 情報入力画面でも、これと同じことが言えるだろう。たいていの入力フォームでは「送信」ボタンと「リセット」ボタンが同じ位置に2つ並んでおり、「送信」ボタンを押したつもりが、間違って「リセット」ボタン押してしまうユーザーも多い。 さらに、Windows ユーザーなら「送信」ボタンが左にあると思っているが、Mac ユーザーだと全く逆を考えている場合もある。だが、それ以前に「リセット」ボタンを利用するユーザーは一体どれくらいいるのだろうか。いずれにせよ、この2つのボタンが左右に並んでいると、間違って押してしまう確率も非常に高いのである。 セキュアな環境にいるという安心感を作る 私は昨年、Network Solutions の Web サイトでドメイン名の更新を行った。更新プロセスは極めて簡単で、ドメイン名、アカウント名、パスワード、クレジットカード情報、契約年数などのプロセスがわずか1ページにまとめられていた。だが、最終的には、Web サイトで更新を行わず、私は電話でドメイン名を更新した。Web で更新を行わなかったのは、Network Solutions の Web サイトの更新プロセスに、何か感覚的に受け入れられないものがあったからだ。 例えば、Amazon のような Eコマースサイトでは、たいていの場合クレジットカード情報や個人情報の登録を行う。こうしたサイトでは、まずは「My アカウント」にサインインして、他人には覗かれないようなセキュアなエリア内でプロセスを行うのが普通である。こうしたエリア内では、ユーザーは何らかの「安心感」を得られる。 つまり、Network Solutions はこの感覚を理解していなかったのだ。同サイトでは、ナビゲーションの簡素化に注力しすぎて、自分のアカウントにログインすることなく、登録ドメイン名だけですべての更新プロセスが完了できる仕組みになっていた。これではお世辞にもセキュアな環境とは言えず、場合によっては他人のドメイン名を更新することも可能ではなかろうか。 クレジットカード番号の入力ページでも、自分のドメイン名や名前が表示されておらず、セキュアな環境にいるという「安心感」が得られなかった。Eコマースサイトのセキュアな環境に慣れている私にとっては、重要な情報を提供する気になれなかったのだ。 自分だけの聖域を作る My ページ内では、ナビゲーションバーを違う色にしたり、コンテンツを強調したりして、それ以外のページと違ったデザインにすべきだ。また、個人情報入力の入力ページには、ユーザーとの「対話」を付け加えると良い。例えば、ページに、「○○さん、このページは○○さんが所有する Webサイト www.○○.com の登録更新のためにクレジットカード情報を入力するページです」といった言葉を付け加えるのだ。これにより、ユーザーはよりセキュアな環境にいるという「安心感」を得られるようになる。 My ページでは、ボタンの配置やユーザビリティはもちろん、デザインにもユーザーだけの「聖域感」を持たせることが重要なのである。 最新トップニュース
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