Amazon.com、本の推薦を有料化オンライン書籍販売大手の Amazon.com では、言葉は高くつくようだ。同社は7日、Eメールによる書籍の販促
を有料化し、出版社への課金を始めた。
推薦文はタイトルあたり1万ドルもの高額になる可能性があると『Wall Street Journal』紙オンライン版が伝 えている。また出版社は Amazon.com サイト上の広告を購入すると確約しなければならない可能性もある。 正確な金額は明かさなかったが、Amazon.com はこの発表について、これまでもあった出版社との協力パッケー ジの強化にすぎないと語った。 Amazon.com では今回の有料化について、「他の全ての書店と同様、取り上げてもらいたい本がある出版社と協力す るだけのことだ。わが社の編集者が取り上げる価値のある本だと思えばその本を推薦する。出版社にどの本を Eメールで取り上げて欲しいかについての発言権を与えたわけだ」と語っている。 そして「しかし、わが社の編集者がその本がふさわしくないと判断すれば、販促に取り上げることはない。E メール配信の書籍推薦は依然として、編集者の裁量の下にある。提供する推薦の品質で妥協するつもりはな い。しかも、この有料化によって読者にとっては費用の節約になるのだ」としている。 『Wall Street Journal』によると、電子メールで配信されるあらゆる書評が有料になるというわけではない。 また Amazon.com サイトでは、出版社からの支払を受けていない推薦文を見るためのリンクが提供されること になる。 Amazon は最近、株価の低迷や大規模な解雇 など厳しい状況が続いている。 だが、Yankee Group のオンライン小売戦略ディレクター、Paul Ritter 氏は、推薦文の有料化への動きは軽率 だと批判して、次のように述べている。 「Amazon.com は他のドットコム企業が何とか到達したいと悪戦苦闘している必要な大量の顧客獲得に成功して きた。書籍推薦文を有料化する戦略をとれば、顧客が同社に期待する客観性から逸脱することになる。収入増 加のために本を押しつけていると利用者に疑われることになれば、これまで好評だったサービスを汚すことに なる。」 また同氏は「そうした反発によるマイナス要因は、推薦有料化による収入増をはるかに上回る可能性がある。 Amazon.com はこれまでも財務的に軌道に乗るために多大な努力をしてきた。だから推薦文まで有料化しなくと も十分成功するチャンスがある」と語った。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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