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2001年5月7日 00:00

ニューヨーク売ります

著者Ryan Naraineオリジナル版を読む海外海外発
『NewYorkCity.com』と『NYC.com』という、わかりやすくて価値のあるドメイン名が、オークションサイトの eBay で、 売りに出ている。4日の 午前中には、入札価格が200万ドルを突破した。

株式未公開企業 NewYorkCity.com, Inc. の広報担当を務める Charles Harris 氏 によると、これらの URL を売りに出したのは、Eコマースとエンターテインメント系のポータルサイトを構築する計画 がつぶれたからだという。

Harris 氏は、同社の出資者に関する詳細や、4月30日に eBay で売りに出した、2つのドメイン名の最低落札価格につ いては明らかにしなかった。同氏は「現在の入札価格(すなわち20万ドル)は、まだ最低落札価格に達していない。言え るのはそれだけだ」と述べた。

Harris 氏によると、ドメイン名は2つ1組にして売りに出しているという。『newyorkcity.com』という URL は1995年 に登録され、登録費用は約70ドル、一方『NYC.com』は2年前に買い取っている。いくらで買い取ったのかについて、 Harris 氏は明らかにしなかった。

200万ドルの入札が本物と思うかという質問に対して Harris 氏は、NewYorkCity.com, Inc. では、関心を持つ買い手 と接触しており、この入札がひやかしでないと確信していると答えた。同氏は「落札価格を恣意的に操作するのは違法 行為だ。しかし、インターネット上のあらゆるものがそう見えるように、この入札価格が信じられないのも無理からぬ ことだ」と語る。

NewYorkCity.com, Inc. では、ニューヨーク在住のインターネットユーザーを対象にした、ポータルサイトの構築を 真 剣に計画していたが、資金調達が難しくなり、その計画もつぶれてしまったと Harris 氏は語る。

Harris 氏は「われわれが所有するドメイン名はこの2つだけであり、ビジネスを構築する気は十分にあったのだが、現 状では不可能になったということだ。簡単に言えば、『インターネット上のニューヨーク市』になりたいと考えてい た。『@nyc.com』とか『@newyorkcity.com』という Eメールアドレスの独自性を活かしたかったのだ」と述べた。

同社も最盛期には、マンハッタンに複数の事務所を構え、約20人の社員を雇っていた。Harris 氏によれば、同社サイ ト の最大の価値は、住民や商店主やサービス業者などが、ニューヨークというアイデンティティを持った、Eメールアドレ スや、ホームページあるいはオンラインショップの URL を持てることだという。

2つのサイトは現在も稼動中で、実数ベースで毎月30万人以上の利用者数を記録している。Harris 氏によれば、無料 の Eメールアドレス『@NewYorkCity.com』と『@NYC.com』の登録数は、5万を超えるという。

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