Amazon、品揃え拡大で他社との提携活用を表明「世界最大の品揃え」をスローガンに掲げているからといって、Amazon.com (NASDAQ:AMZN) は必ずしも「世界最大の在庫」を抱えるつもりではないらしい。
事実、他社との提携という形で取扱商品の拡大を図ることが Amazon の長期戦略の一環だと、同社上級副社長の Diego Piacentini 氏は述べている。つまり、ディスカウントチェーン Target Stores との提携 や 玩具小売大手 Toys 'R' Us との提携 と同じような提携を今後も結ぶ可能性があるということだ。 Amazon.com の全世界での小売とマーケティングを担当する Piacentini 氏は、ラスベガスで開催された会議『Goldman, Sachs Internet New Media and e-Commerce Conference』に出席し、価格戦略から広告まで、さまざまなトピックに触れた。 「われわれは他社と長期的なパートナーシップを築こうとしている」と同氏は述べ、実質的には「世界最大の品揃え」のすべてを Amazon 自身が在庫として抱える必要はないと語った。実際、Amazon は電化製品の小売チェーン Circuit City と提携し、顧客が Amazon で購入した電化製品を Circuit City の店頭で引き渡すスタイルを取っている。 「わが社は今後、他社との提携をもっと迅速に構築できる技術に投資していく」と Piacentini 氏。 同氏はまた、99ドル以上の購入で米国内への送料を無料にするサービスは、「長期的戦略の一環であり――その結果、受注が増えた」と言い、価格設定が消費者に及ぼす影響を理解していることが「わが社の大きな強みだ」と述べた。 一方、物議をかもしている中古書販売については弁護に努め、ユーザーが手持ち書籍を販売できる環境を提供することは「当社本来の小売事業に悪影響を及ぼすものではない。これも顧客に幅広い商品を提供し、選択の機会を提供することに他ならない」と述べた。作家協会は先頃、同社の中古書籍販売に不満を表明している。 マーケティングに関しては、同社の70万に及ぶオンライン提携業者が最大のマーケティングツールであるとし、また現在メールを使ったカスタマー リレーションシップ マネジメント (CRM) を見直して、数を多く送るよりも顧客一人一人の嗜好に合わせる方向へ転換しているところだと語った。 オフラインでは、「消費者家電に的を絞って、昨年よりチラシを積極的に活用している……ダイレクトメールは採算が合わないため打ち切った」と述べている。テレビ広告も計画中だという。 Amazon は、2002会計年度第1四半期 (3月31日終了) の決算でプロフォーマベースでの経常利益が目標を突破。その後、書籍の販売価格を一部値下げし、今後の業績見通しを上方修正している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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