E-コマース 2003年4月24日 00:00

Amazon.com は児童プライバシー保護法違反か

著者: Clint Boulton  オリジナル版を読む
2003年4月24日 00:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Amazon.com (NASDAQ:AMZN) がまたもやプライバシー問題で批判を浴びている。同社サイトで児童の個人情報を収集し開示しており、連邦法に違反するとして11団体が22日、FTC (米連邦取引委員会) に同社を調査するよう求めた。

申し立ては、Electronic Privacy Information Center (EPIC) を筆頭に、Commercial Alert、Center for Media Education、Consumer Federation of America などが名を連ねている。EPIC 側の主張によると、Amazon は12才以下の子供が、親の同意なしに玩具のレビューを投稿できるようにしており、その際個人情報の入力を促したうえで掲載しているため、児童オンラインプライバシー保護法 (COPPA) に違反するという。

COPPA は、インターネット上で子供のアイデンティティを保護するため、1998年に制定した法律で、児童向け商用サイトでは、児童の個人情報を収集する際、検証できる形で保護者の同意を得る仕組みや、情報漏洩の防止などを義務付けている。

申し立ての中心は、Toysrus.com、Babiesrus.com、Imaginarium.com の玩具製品を販売している Amazon.com が、児童の投稿した製品レビューを、一部個人情報込みで掲載している点にある。Amazon.com は製品レビューを投稿したい人に、Eメールアドレスと誕生日 (生年を除く) の入力を求めており、その管理および監視を Amazon.com が効果的に行なっていないというのが EPIC の主張だ。EPIC は、Amazon.com の『Toy Store』サイトでは COPPA を遵守するための仕組みはこのレビューシステムにのみ組み込んであるようだと述べている。

EPIC は Amazon.com のサイトで製品レビューを投稿する際、「13才未満なら、児童用投稿フォームを使ってください」とリンクを提示している点については、COPPA に準じているとしたが、「同リンクは、2度目以降にアクセスした際には子供用投稿フォームにうまく誘導できず、ユーザーがレビューしようとしていた製品ページに戻してしまっていた」と不備を挙げている。

EPIC の論拠は、玩具販売ページが児童の購入を促すようなフォントを使うなどして、明らかに児童向け商用サイトとみなせることから、COPPA の規制対象だというもの。一方複数の報道によると、Amazon.com の広報担当 Bill Curry 氏は、同社の販売対象は子供ではないので、申し立てはいわれのないことだと述べたという。同氏は、ソフトウェアの不具合でサインインページに問題があったことは認めているが、すでに修正済みだという。



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