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Amazon.com、楽曲ダウンロード市場に参入か書籍販売に大変革をもたらし、Eコマースの基準を作った会社は、楽曲配信サービスでも成功できるだろうか? 可能性はあるだろう。だが、少なからぬ難関が存在するとの意見もある。
オンライン小売大手 Amazon.com (NASDAQ:AMZN) は、「書籍」「衣料」「音楽 CD」「ビデオ」など、広範に及ぶ商品を消費者に提供してきたが、それをデジタル音楽分野へも拡大しようと目論んでいる。 『Wall Street Journal』(WSJ) 紙の報道によれば、Amazon.com は自社ブランドの音楽プレーヤーならびにダウンロード数に依存しない会費制楽曲ダウンロードサービスの提供を目指し、複数の大手レコード会社とプロジェクトについて交渉中だという。 交渉相手として名前があがっているのは、Universal Music Group、SONY BMG Music Entertainment、Warner Music Group、EMI Group だ。交渉に予想外の問題が生じなければ、早ければ今夏にもサービスが始まる可能性があるという。 Amazon.com からは、この計画に関するコメントは得られなかった。Warner Music Group の広報担当者は、コメントを拒んだ。 もしこれらレコード会社との交渉がまとまれば、Amazon.com としては初めて自社ブランドの音楽プレーヤーを販売することになる、と WSJ 紙は伝えている。 自社ブランドのプレーヤーとあわせて、ダウンロード数に依存しない会費制アクセスを提供することは、Apple Computer の楽曲ダウンロードサービス『iTunes Music Store』(iTMS) 爆発的普及で主流となった1曲単位のダウンロード料金制に対し、差異化を図るため Amazon.com にとって必要不可欠だ。イギリスのデジタル著作権管理および著作権追跡サービス会社 MD Flowphonics の創立者で CEO の Gavin Robertson 氏は、そう指摘する。 なお、ブランドロイヤルティ戦略は、Apple と同社のプレーヤー『iPod』で成功し、iPod は偶像に近い憧れを集めるほどの地位を確立した。しかし、プレーヤーのプライベートブランド化は、市場に新参入する Amazon.com などにとっては、持続可能な差異化要因になり得ないのではないか、との意見もある。 「プレーヤーのブランド化 (の効果) は短期間しか続かない可能性が高く、中核収入源にはならない。しかしながら、Amazon.com はオンライン音楽市場における強力な新勢力となる可能性があると思う。そして、同社が多くの国で培った経験は (オンライン音楽市場における競争に) 非常な価値があるだろう」と Robertson 氏は述べている。 関連記事 最新トップニュース
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