Amazon.com、動画ダウンロードサービスに参入かこのところ多くの企業がデジタル動画コンテンツ配信サービスに殺到している中、Amazon.com が映画ダウンロードサービスについて映画会社と交渉中だと、『New York Times』紙が10日付の記事で報じた。
それによると、Amazon.com は動画コンテンツのダウンロードサービスを始めるため、Warner Brothers と Paramount Pictures および Universal Studios の3社と交渉中だという。Amazon.com の広報担当者 Patty Smith 氏に取材したが、同氏はその報道についてのコメントに応じなかった。 New York Times の記事によると、Amazon.com が3社と交渉中のサービスは、テレビ番組や映画をダウンロードして DVD に焼くことをユーザーに許可するものだという。こうしたサービスが実現すれば、同社がすでに Web サイトで行なっている DVD 販売を補完するものになる。 そして、Amazon.com が Apple Computer の『iTunes Music Store』(iTMS) と動画ダウンロードサービス市場で闘いを挑むことも意味する。Apple は iTMS サービスで大きな人気を集め、オンライン音楽配信サービスで圧倒的なシェアを享受しているが、配信対象を音楽だけでなく動画コンテンツにも拡げているからだ。同社は最近、メディア大手 Viacom 傘下のコメディ専門放送ネットワーク Comedy Central と提携し、サブスクリプション (期間契約) 型のコンテンツ販売『Multi-Pass』を iTMS で開始している。 調査会社 JupiterResearch のメディアアナリスト Todd Chanko 氏によると、映画会社は最近まで、『MovieLink』や『CinemaNow』など独自のビデオダウンロードサービスに「全力で取り組んでこなかった」という。しかし、そうした姿勢は変わりつつある。 「映画会社にとって、DVD の流通コストよりも、デジタル配信コストの方が安い」と、Chanko 氏は説明する。 映画会社の考え方の変化および技術の進化が相まって、映画会社と消費者の距離が縮まったと、アナリストたちは指摘している。 調査会社 Gartner のデジタル リビングルーム担当アナリスト Van Baker 氏によると、ビデオ配信サービス急増の最大理由は、ブロードバンドの普及拡大 (によってダウンロード速度が劇的に高速化したこと) だという。 そして、ダウンロードしたビデオの再生品質の向上も大きな理由だ。『Windows Media Player』(WMP) などのようなメディアプレーヤー ソフトウェアの機能強化に伴い、再生品質が向上していると、Baker 氏は指摘する。 同氏によると、ビデオ配信サービス拡大における障壁の1つは、パソコンとモバイル装置間の同期によってコンテンツの複製が簡単になることに憂慮し、コンテンツ所有者が許可するかどうかだった。しかし、iTunes の動画コンテンツ配信に関して、Disney が Apple と提携するなど、コンテンツ所有者側も積極的になっているとして、Baker 氏は次のようにも述べた。 「コンピュータからモバイル機器にコンテンツを移せるようになったのは、ごく最近のことだ」 関連記事 最新トップニュース
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