MTV、新デジタル音楽サービス『URGE』を発表MTV Networks は音楽業界のビジネスモデルに革命を起こすつもりだが、Apple Computer はこの革命に参加する気はないようだ。
メディア大手 Viacom International 傘下の MTV Networks は17日、Apple の『iTunes Music Store』と競合する新しいデジタル音楽販売サービス『URGE』のベータ版を公開した。URGE では1曲を0.99ドルで販売する一方、月額9.95ドルあるいは年額99ドルを支払えば、全楽曲を無制限で再生/ダウンロードできるのが iTunes と異なる点だ。 URGE の最高デジタル業務責任者 Jason Hirschhorn 氏は、レコード会社の優位を打ち崩すべく独自のアーティストを取り揃え、音楽業界におけるコストと売上の分配方法を変えるつもりだと語った。 Hirschhorn 氏は、ニューヨークでオンライン音楽配信関連の会合に出席し、そこで次のように語った。「有史以来、今日ほど人々が多くの音楽を聴いている時代はないが、課金モデルには改善の余地がある」 そこで URGE では、『MTV』ブランドの強みと、親会社である Viacom の資金力を活かして、音楽業界を内側から変革するつもりだと Hirschhorn 氏は述べた。 同氏は、音楽販売に関わるコスト構造や流通方法の根本的な変化を音楽業界は認識していないと指摘し、URGE のような音楽販売サイトなら、音楽をより安価に販売しつつ、アーティストにより多くの利益を分配できるとの見通しを示した。 これを実現するため、URGE は既存のレコード会社と契約していないアーティストを探す予定だという。 Hirschhorn 氏はまた、Apple の CEO、Steve Jobs 氏が顧客を永続的に囲い込み、そのビジネスモデルが音楽業界を破滅に導いていると非難した。 「iPod とも連携できればいいが、Jobs 氏は消費者に iTunes Music Store しか利用してもらいたくないのだ。Jobs 氏には数回会ったが、まともに取り合ってもらえなかった」 URGE は、Microsoft のメディアプレーヤ最新版『Windows Media Player 11』をプラットフォームに採用する予定だ。URGE のベータ版発表は Microsoft と合同で行なったもので、Microsoft は併せて Windows Media Player 11 のベータ版を公開している。 関連記事 最新トップニュース
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