米地裁、Verisign の SSL 証明書を巡る集団訴訟を決定カリフォルニア州地方裁判所の判事は、VeriSign (NASDAQ:VRSN) の SSL セキュリティ証明書を巡る集団訴訟を受理した。
この集団訴訟では、約40万人の原告が各500ドルの損害賠償を要求しており、賠償金の総額が2億ドルに及ぶ可能性がある。 訴えの内容は、Verisign が SSL 証明書『Secure Site Pro』の購入者を欺いていたというものだ。SSLとは、個人情報や企業の機密情報など、インターネット上でやり取りされているデータを暗号化して第三者から覗かれないようにする通信技術を指す。 カリフォルニア州サンタクララ郡地方裁判所の Kevin Murphy 判事は、Verisign が Secure Site Pro に関して虚偽広告および誤解を招くような広告を行なったという原告の訴えは、裁判審理に値するとの判断を示した。 同判事は、提訴受理を認める文書の中で次のように述べている。「(集団) 訴訟を認めるか否かの判断は多くの場合、被告が詐欺的な行為を働かなかったか、被告が重要な事実を公開しなかったか、差し止めや損害賠償を求める資格が集団訴訟の原告メンバーにあるかなどを考慮する」 今回の集団代表訴訟は、2005年にテキサス州の医療団体 Southeast Texas Medical Associates (SETMA) が起こした訴訟に端を発したものだ。 原告側の弁護士 Marc E. Gravely 氏は、取材に応え、今回の訴訟で求めている点は2つあるとして次のように語った。 「第1点は、虚偽の広告に惑わされて原告が払った金額を Verisign が返還すること、およびそうした広告の差し止めだ。第2点は、(裁判所が) Verisign に対して全額の払い戻し命令を出すことだ」 本記事執筆の時点まで、Verisign からのコメントは得られなかった。 今回の集団訴訟の端緒となった訴訟で SETMA が指摘したのは、『Secure Site』と Secure Site Pro という2種類の SSL 証明書に関する Verisign の説明だ。 訴状によると、同社は「Secure Site Pro の方が格段に強力な暗号化技術を持つ」と謳って、価格に大きな差をつけていたという。 「Verisign は、Secure Site Pro の価格を546ドル高く設定していた。しかし、同証明書の方が安全性が高いという主張は、全く正しくない」と訴状は言う。そして、次のように訴えている。 「被告 (Verisign) が米国各地の数万社に及ぶ企業から546ドル余分に支払いを得ることができたのは、虚偽広告および誤解を招く広告のおかげだ。それ以外ない」 関連記事 最新トップニュース
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