E-コマース2006年5月25日 13:50
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salesforce.com、オンデマンドプラットフォームを OEM 提供

この記事のURLhttp://japan.internet.com/ecnews/20060525/12.html
著者:Michael Hickins
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オンデマンド CRM ソリューションの salesforce.com が自社プラットフォームのエコシステムを拡大するため、ベンチャー基金の設立という SAP と同じ手に頼るのは、資金力の面から難しいかもしれない。しかし salesforce.com は、自社のエコシステム拡大のために、ベンチャーキャピタル資金を間接的に活用する手段を持っている。

salesforce.com は24日、新たなオンデマンド型アプリケーション提供プラットフォーム『AppExchange OEM Edition』を発表した。同プラットフォームにより、独立系ソフトウェア開発会社 (ISV) は AppExchange プラットフォーム対応のカスタムアプリケーションを開発し、より低価格で顧客に提供できる。

つまり ISV にとっては、salesforce.com のプラットフォームを用いて、オンデマンドアプリケーションを提供する際、これまでの AppExchange パートナー契約よりも、低コストで済むことになる。間接的なベンチャー資金の活用とは、こうしたプラットフォームを利用することの強みによって、salesforce.com がわざわざ資金を用意しなくとも、パートナー ISV は独自に第3者のベンチャー資金を獲得する可能性が高まるということだ。

SAP は17日、同社の統合アプリケーションプラットフォーム『SAP NetWeaver』に対応した次世代の複合型アプリケーション開発に資金提供し、NetWeaver エコシステムを拡大する手段として、1億2500万ドルを出資しベンチャー基金『SAP NetWeaver Fund』を設立したと発表している。salesforce.com の AppExchange OEM Edition は、こうした動きに対抗するものと言えるだろう。

salesforce.com の製品マーケティング担当副社長 Kendall Collins 氏によると、SAP のように多額の資金援助をちらつかせなくとも、すでに AppExchange OEM Edition は、新興および大手を含め、多数の ISV を同社のエコシステムに引き寄せているという。

AppExchange OEM Edition では、ISV にオンデマンドプラットフォームライセンスを供与することにより、ISV は独自ブランドで、オンデマンド型アプリケーションの開発と提供が可能になる。もちろん、顧客関係管理 (CRM) 以外のアプリケーションも提供できる。

ISV が支払う AppExchange OEM Edition の料金は、1顧客につき1か月25ドルだ。これは、従来の AppExchange パートナー契約の1顧客あたり1か月75ドルと比べると大幅に安く、ISV としては十分な利幅を乗せつつ、低価格で顧客にアプリケーションを提供できる。AppExchange OEM Edition の初期利用 ISV の中には、こうした強みが主な理由となって、ベンチャー資金を獲得した会社もあるという。

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