Amazon.com、食料雑貨販売にも本腰?Amazon.com の Web サイトで書籍検索のために「groceries」(食料雑貨) と入力すると、スーパーマーケットや小売業などに関連した書籍841点の情報が表示される。その中には、食料雑貨販売業の始め方を教える本などもある。
Amazon.com 社内の誰かがこうした書籍を読んでいるにちがいない。なぜなら、同社は最近、オンライン販売事業を拡大し、石鹸や缶詰スープおよびその他の食料雑貨を扱い始めたからだ。同社サイトの左欄「New Stores」セクションに「Grocery」が加わっている。 広報担当の Jani Strand 氏によると、同社は先月、食料雑貨のオンライン販売を求めるユーザーの声に応えて、ベータサイトを開設したという。同サイトの仮想陳列棚には約1万点の商品が並ぶが、いずれも保存のきく食品や飲料および洗剤などだと、同氏は説明している。 同サービス Web サイトは、大々的な発表もなく密かに開設されていた。Strand 氏によると、それは同社が新サービスを試験運用する時のいつもの方法だという。同サービスを正式に開始するかどうかは、ユーザーの反応およびオンライン食品市場の人気によって判断するとして、Strand 氏は次のように述べている。 「われわれは、新サービスを活発に宣伝する前にベータサイトを開設する。そうすることによって、消費者から情報を得たり、品揃えを拡大し続けることができるからだ」 このサービスをいつ正式に開始するかについて、Amazon.com は明らかにしていない。 同社が食品関連の分野に進出するのは、これが初めてではない。2003年にはサイト上に「Gourmet Food」セクションを開設し、現在そこで高級アイスクリームから高級ステーキまで、さまざまなグルメ食品を提供している。しかし、これら商品はすべて、Omaha Steaks や House Foods America (ハウス食品アメリカ) など、外部パートナーを通じて出荷されるものだ。 つまり Amazon.com は、これらの商品の在庫を全く持たない。しかし Strand 氏の説明によると、同社の新サービス、食料雑貨カテゴリで提供する商品は全て、自社施設で在庫を持ち、消費者に直接出荷するという。 だが、同社は、Webvan や HomeRuns.com など他社が失敗したオンライン食料販売市場で成功できるのだろうか? Amazon.com に尋ねても無駄だろう。なぜなら、新分野に参入するときには競争のことを考えるではなく、ユーザーの需要に応えることが同社の姿勢だからだ。Strand 氏によると、これまでのところ、ユーザーの反応は非常に良いという。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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