E-コマース 2007年2月3日 14:00

今年のスーパーボウルは、オンライン賭博がめっきり下火に

著者: Roy Mark  オリジナル版を読む
2007年2月3日 14:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

今年も米国最大のスポーツイベントの日がやってきた。『Super Bowl XLI』(第41回スーパーボウル) の翌日となる5日には、米司法省 (DoJ) の一角でも職員らが盛り上がることだろう。しかし話題になるのは、どちらのチームが勝ったかではなく、誰がオンライン賭博に参加できなかったかだ。

DoJ の立場では、それはすべての米国民ということになる。

スーパーボウルは米国最大のスポーツイベントだが、同時にスポーツ賭博業者にとっても大商いを期待できるイベントだ。ラスべガスのスポーツ賭博業者は、第41回スーパーボウル開催日となる4日の賭け金売上を1億ドルと見積もっている。また、共同出資業者や地元の賭博業者を通じて、数千万ドル以上の賭けが行なわれる。

しかしインターネットでは、1年で最大の賭博日となるスーパーボウル開催日の賭け金が、この10年で初めて大幅に減少する見通しだ。それは主に、オンライン賭博に対する DoJ の容赦ない掃討作戦の成果といえる。

ブッシュ大統領が昨年10月、インターネット賭博規制法案『Unlawful Internet Gambling Enforcement Act of 2006』(UIGEA) に署名し、その勢いはさらに増したが、DoJ はそれ以前から業界に圧力をかけていた。DoJ は、オンライン賭博サイト最大手の一部を標的にし、そしてロンドンに本拠を構える株式公開会社を米国事業撤退に追い込み、その企業幹部については米国で拘束さえした。今なお行方をくらましている企業幹部もいる。

DoJ が昨年の夏に締め付けを強めて以降、米国外に拠点を置く賭博業者は、米国のオンライン賭博市場の崩壊と重罪で起訴される脅威に動揺し、次々と米国市場から撤退していった。

DoJ は UIGEA の施行で増々力を得た形だ。UIGEA は、クレジットカード/小切手/通信送金/電子財布などの決済システム運営業者に対し、米国外に拠点を置く賭博サイトの決済処理を禁じている。

全米賭博協会 (AGA) の調査ディレクタ Andrew Smith 氏は、「個人的な見解だが、確かに米国外の賭博業者らは打撃を受けたと思う」と述べながらも、同協会の会員はオンライン賭博の問題に関して「中立」の立場であることを念押しした。AGA は、実店舗のカジノ業者を代表する業界団体だ。

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