Apple の発表によると、EMI の楽曲をすでに購入済みの ITunes 利用者は、1曲あたり30セントで、より高品質な DRM フリー版にアップグレードできるという。同社は、現在提供中の DRM 版も継続して販売すると述べた。
DRM といえば、Apple の CEO (最高経営責任者) Steve Jobs 氏がレコード業界に対し、DRM で暗号化して楽曲を販売することを止めるよう呼びかけたのはちょうど1か月ほど前の話だ。
Jobs 氏は昨年、Apple の楽曲販売がフランスで不当競争排除の槍玉に挙がった際、DRM 擁護の立場を表明していた。ところが今年2月、DRM は「音楽違法コピーの防止にこれまでのところ役立っていないし、おそらく今後も役には立たない」と述べるとともに、世界中の違法コピー楽曲のほとんどを占めるのは、DRM 制限のない音楽 CD から取り出したものだと指摘し、DRM は消費者が購入楽曲を望む通りの方法で楽しむことを邪魔するものにしかならないと述べた。
EMI Music の親会社 EMI Group で CEO を務める Eric Nicoli 氏は、今回の発表について、今後 EMI が自社の知的財産を保護しないという意味ではないと語った。