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EMI が DRM 制限のない楽曲を提供、Apple が5月から販売音楽出版大手 EMI Music は2日、デジタル著作権管理 (DRM) 技術による制限を設けない形で、同社のデジタル楽曲をオンライン販売業者に提供すると発表した。最初の契約相手となった Apple (NASDAQ:AAPL) は、EMI の楽曲の DRM フリー版を『iTunes Store』で5月から販売する予定だ。
iTunes Store では現在、ビットレートが128kbps の DRM 付き AAC 形式音楽ファイルを1曲99セントで販売しているが、DRM フリー版は、より品質の高いビットレート256kbps の AAC 形式となり、1曲あたり1ドル29セントで販売する。 Apple の発表によると、EMI の楽曲をすでに購入済みの ITunes 利用者は、1曲あたり30セントで、より高品質な DRM フリー版にアップグレードできるという。同社は、現在提供中の DRM 版も継続して販売すると述べた。 DRM といえば、Apple の CEO (最高経営責任者) Steve Jobs 氏がレコード業界に対し、DRM で暗号化して楽曲を販売することを止めるよう呼びかけたのはちょうど1か月ほど前の話だ。 Jobs 氏は昨年、Apple の楽曲販売がフランスで不当競争排除の槍玉に挙がった際、DRM 擁護の立場を表明していた。ところが今年2月、DRM は「音楽違法コピーの防止にこれまでのところ役立っていないし、おそらく今後も役には立たない」と述べるとともに、世界中の違法コピー楽曲のほとんどを占めるのは、DRM 制限のない音楽 CD から取り出したものだと指摘し、DRM は消費者が購入楽曲を望む通りの方法で楽しむことを邪魔するものにしかならないと述べた。 EMI Music の親会社 EMI Group で CEO を務める Eric Nicoli 氏は、今回の発表について、今後 EMI が自社の知的財産を保護しないという意味ではないと語った。 Nicoli 氏は声明の中で、次のように述べている。「当社は今後も、あらゆる形の違法コピー行為と戦い、消費者の啓蒙に取り組み続ける。DRM フリーという形式がもたらす柔軟性に、音楽ファンは胸を躍らせ、それが当社のアーティストの楽曲をより多く購入する動機付けになると確信する」 関連記事 最新トップニュース
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