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2007年5月7日 09:00

boo.com がソーシャル ネットワーク型旅行情報サイトとして復活

著者Erin Joyceオリジナル版を読む海外海外発
かつて、ドットコム企業凋落の典型とも言われた boo.com が活動を再開した。ただし、以前のようなファッション系 Eコマースサイトではなく、今回はソーシャル ネットワーク要素を備えた旅行情報サイトとしての再デビューだ。

新生 boo.com は、ソーシャル ネットワークの流行を活用し、一連のコミュニティを提供している。コミュニティにはメンバーの体験談が集まり、ほかのメンバーが旅行予約に先立って、これら情報を基に判断できるようにするというものだ。レストランなどの地域情報レビューサイト Yelp と似ているが、boo.com の場合は、旅行に関する情報に特化している点が異なる。

boo.com の CEO (最高経営責任者) Ray Nolan 氏によると、同サイトの目標の1つは「憂鬱の循環」に終止符を打つことだという。「憂鬱の循環」とは、望み通りのホテルや航空便を探し出して予約するまでに、いくつものサイトやプラットフォームを経由しなければならない不便さのことだ。

Nolan 氏は取材に対し、「われわれはこれを、目的別ソーシャル ネットワーキングと呼んでいる。つまり、あなたと私でお気に入りの場所を共有しましょうということだ。2人きりで共有するのもいいし、もっと大勢の人と共有してもいい」と述べた。要するに、ニューヨークでステーキを食べるならどこに行くべきか、友人のお勧めを聞いてみたくなるはずだ、と同氏は語った。

boo.com では、信頼性に重点を置いている。Nolan 氏によれば、ユーザーは信頼できるメンバーを選別して、ホテル、バー、レストラン、観光スポットなどに関する意見を読むことができるという。また、広範なネットワークを駆使して情報を集めると同時に、自分だけの「boo crew」リストを作成し、その人たちのレビューを抜き出すこともできる。

それにしても、わずかな期間で多額の資金 (推定1億5000万ドル) を食いつぶし、伝説にもなったサイトと同じドメイン名を選んだのはなぜだろうか?

Nolan 氏によると、過去の boo.com にまつわる幻影は追い払いつつあるが、それと同時に、旧 boo.com が掲げていた「対話性と実績と感動をもたらし、ユーザーが満足するサイトの創造」という構想に対する敬意もあるという。

新生 boo.com に対する投資額はどれほどなのだろうか。Nolan 氏によれば、約30万ドルだという。また、boo.com の親会社でオンライン旅行予約サービスを手がける Web Reservations International (WRI) は、2006年通期で1900万ユーロの利益を計上している。

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