Target.com のアクセシビリティを巡る訴訟が集団訴訟へオンラインショッピング サイト『Target.com』の視覚障害者に対するアクセシビリティを巡って、Target と全米視覚障害者協会 (NFB) との争いが激しさを増した。
カリフォルニア州連邦地裁は2日、Target に対する NFB の訴えを集団訴訟に認定した。訴えによると、Target.com は視覚障害者にとって利用しにくいサイトであり、またその改善を拒んだことで Target は連邦法およびカリフォルニア州法に違反しているという。 Target 側は集団訴訟への格上げについて、大したことではないと見ている。 同社の広報担当者は Eメールによる取材に対して次のような回答を寄せた。「集団訴訟に認定されたことは残念だ。しかし、集団訴訟の認定は手続き上の判断に過ぎず、けっして NFB による請求の正当性が認められたわけではない」 また、連邦地裁の Marilyn Hall Patel 裁判官は同じく2日、『American Disability Act』(ADA) および『California’s Unruh Civil Rights Act』を根拠法として、Target.com は視覚障害者も利用できるサイトでなければならないとの判断を示した。 原告側の弁護士 Daniel F. Goldstein 氏によると、この判断は大きな進展だという。California’s Unruh Civil Rights Act はあらゆる Eコマース小売業者に適用される法律だが、Target.com は現実の店舗を構える Target のサービス部門であるため、本来なら ADA による規制の対象にしかならないはずだからだ。 NFB の会長 Marc Maurer 氏は声明の中で次のように述べている。「あまりにも長い間インターネット経済への平等な参加を拒まれてきた全米の視覚障害者にとって、この判断は非常に大きな前進だ。すべての Eコマース企業はこの決定を受け止め、視覚障害者に対して門戸を開放するようただちに動き出していただきたい」 NFB の広報担当者 Chris Danielsen 氏は取材に対し、必要な対策として次のような事項を挙げた。まず、視覚障害者がインターネットを利用するときに使う音声読み上げ機器に対応できるよう、サイト内の全画像に代替テキストを用意すること。人間の画像認識能力を利用した認証方法『CAPTCHA』では、音声による代替手段を提供すること。そして、マウスで操作できるサイト内のオブジェクトを、すべてキーボードでも操作できるようにすること。 一方、Target は、ここに挙げた以上の対策をすでにとっていると主張している。 関連記事 最新トップニュース
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