良くも悪くも IT 業界2007年の話題10選 ― パート6パート5に続き、IT 業界の2007年を振り返って、良くも悪くも最も目立った話題を紹介する。
10:DRM への最も大きなアンチテーゼ ― 『Pandora』と『Last.fm』 多くの人々は、大人になる過程で、ラジオを通じて新しい音楽に出会った。一時は、MTV も新しいアーティストを見出すのに役立った。ところが最近では、どちらも新しい音楽を発見するにはまったく役に立たず、音楽業界も自らの重みで潰れかけている有様だ。そのため、今の新人アーティストたちは、多くの人からの注目を集めるために必要な露出の機会を失っている。 退屈で保守的で、レコード会社が払った賄賂の額で放送する曲を決めるようなラジオや、まったく音楽の流れない MTV にうんざりした人々にとって、『Pandora』プロジェクトと『Last.fm』はかけがえのない存在となった。バンド名や音楽のジャンルを入力するだけで、同じ系統の音楽が次々と流れてくるうえ、コマーシャルやくだらない DJ のおしゃべりも入らない。多くのレコード会社が望んでいるような規制の強いデジタル著作権管理 (DRM) が実現していたら、こうしたサービスは成り立っていなかっただろう。また、Pandora や Last.fm が人々の支持を集めているということは、音楽をこれまでよりもう少し自由なものにしようという主張にとって、最大の論拠となっている。 関連記事 最新トップニュース
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