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オンライン予約の旅程表を1つにまとめるサービス『TripIt』オンラインで旅行を予約すれば、時間と旅費を節約できるかもしれないが、込み入った予約は混乱の元になりがちで、複数の目的地を回る場合には、それぞれの移動や宿泊予約の管理が手間仕事になりかねない。
シリコンバレーの新興会社 TripIt が、その名を冠した無料のオンラインサービスを立ち上げたのも、そうした問題を解決するためだ。出張やレジャー目的の旅行計画を細かく整理し、単一の旅程表にまとめることができるという。さらにこの旅程表は、ソーシャルメディアで他者と共有することも可能で、Eメールで送信したり、印刷したり、携帯電話で見ることもできる。 TripIt のサービスの背景にある考え方は、航空便予約をはじめ、レンタカーやホテルの手配など、あれこれと込み入った旅程表を計画し、さらに地図も合わせて、どこへ行くにもすべて持ち歩かなければならない面倒を解消しようというものだ。TripIt のサービスでユーザーがしなければならないのは、同サービス宛てに旅行予約の確認メールを転送することだけだ。 TripIt には、ユーザーから届いた Eメールの内容を調べ、その文面を意味論的に解釈するという着目すべき特徴がある。そのため、同サービスは確認メールの内容が、American Airlines の『Boeing 777』型機の予約か、Royal Caribbean を利用した船旅なのかを理解する。TripIt 社長で共同創設者の Gregg Brockway 氏によると、TripIt は Eメールの文面を構文解析し、文脈から情報を抽出して特定ユーザーとその旅程にデータを結びつけ、関連するコンテンツを追加していくという。 たしかに、TripIt のサービスは価値があるかもしれないが、世界的に不況の嵐が吹き荒れる現在において、同社の旅行サービス事業に勝ち目はあるのだろうか。 TripIt のビジネスモデルは、有料サービス契約、広告、および共同ブランドで行なう旅程表作成サービスに依存している。TripIt はまた、『Trip Search』を通じて照会料を得ている。これは、同社のアフィリエイト プログラム検索エンジンで、Trip Search を使って航空機/ホテル/レンタカーなどの予約が成立した場合、売上の一部を TripIt が得るというものだ。 Brockway 氏によると、TripIt は2009年初頭にも、個人/団体/企業向けに何らかの有料サービスを提供する予定だという。同サービスは、旅程に関する通知を行なうプッシュ型サービスや、企業が自社の出張業務方針との整合性を管理できるよう支援するサービスになる可能性がある。 さらに、TripIt は同社の広告モデルが広告主の関心を集めることに、大きな期待を寄せている。同社はすでに、新しい LinkedIn 用ソーシャルメディア アプリケーションのプレミアム スポンサーとして、Marriott ホテルチェーンの Courtyard と契約した。TripIt の LinkedIn 用アプリケーションを利用すれば、LinkedIn 上で自分の旅行情報を共有できる。LinkedIn は、ビジネス用途に特化したソーシャル サービスで、非常に人気が高く、3000万人以上のユーザー数を誇る。 関連記事 最新トップニュース
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