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Apple、『iTunes Store』で販売する楽曲から DRM 制限の全面撤廃へ『Macworld Conference and Expo』が開幕した。Apple を象徴する存在でもある同社 CEO (最高経営責任者) Steve Jobs 氏の不在や、Apple が今回を最後に同イベントへの出展をやめることから、内容が薄いものになる懸念があったものの、Apple は今回大きな発表を行なった。
Apple によると、同社のメディア コンテンツ販売サービス『iTunes Store』で販売する楽曲から、賛否両論のあるデジタル著作権管理 (DRM) 制限を外すという。 同社は『iTunes Music Store』(音楽のみを扱っていた頃の iTunes Store の旧称) を開始して以来、その DRM 制限に対して批判を受けてきた。従来 iTunes の DRM 制限は、iTunes Store で扱うコンテンツの大半にかかっており、同サービスから購入したコンテンツとユーザーのパソコンや『iPod』を結びつけ、音楽の共有や CD の作成を制限していた。 Apple の国際マーケティング担当シニア バイスプレジデントを務める Phil Schiller 氏は6日、基調講演の中で同日より iTunes Store で販売する楽曲1000万曲中800万曲から DRM 制限を外すと発表した。残る200万曲については、第1四半期中にも DRM 制限が外れるという。 また Schiller 氏は、iTunes Store で扱う楽曲が新たな価格設定に移行することも発表した。具体的には、今までの1曲99セントから、1曲あたり69セント/99セント/1ドル29セントに分かれる。Apple の発表によれば、4月から新たな価格体系に移行するという。 非常に大きな成功を収めている iTunes Store のサービス提供モデル変更については、長らく噂が絶えなかったが、今回の発表で終止符が打たれた格好だ。Jobs 氏は2007年、それまでと変わって DRM 制限に対して否定的な方針を打ち出し、同時にそうした制限の撤廃をレコード業界に呼びかけていた。 iTunes Store のアカウント数は7500万を超え、疑いようのない成功を示したものの、最新ヒット曲であれ懐メロであれ、1曲99セントという一律の価格設定は大きな不満点の1つだった。Schiller 氏によると、新たな価格体系ではレコード会社が料金を選択するという。 今回の Macworld では、Apple が iTunes Store における大きな方針転換を明らかにしたが、同イベントに Apple が出展するのは今回が最後という点や、珍しく Jobs 氏が基調講演を行なわなかった開催ということなど、他の点でも非常に印象深いものになっている。 関連記事 最新トップニュース
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