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Google が電子書籍市場に参入へ、『Kindle』の有力対抗馬にAmazon.com の電子ブックリーダー『Kindle』の成功を押しとどめるものなどいないようにみられた矢先、Google が電子書籍市場に参入する意向を明かした。これはパートナー プログラムを通じて実施されるもので、著者がデジタル版の自著をオンライン販売することが可能になるという。
Google の Gabriel Stricker 氏は、取材に対して次のように語った。「これまでも繰り返し述べてきたことだが、われわれは当社のパートナーに対し、彼らの刊行する書籍を入手、購入しやすくするために、さらなる方法を見つける手助けをしている。今後2009年末までには、出版パートナーに対して本を販売する新たな手段を提供できると考えている。この場合、ユーザーは『Partner Program』にアクセスし、本をオンラインで購入することになる。われわれのパートナーである出版社が、あらゆる Web 対応機器で自らの書籍を販売できるよう、Google はデジタルブックのエコシステムを構築し、サポートしたいと思っている」 Amazon.com は2月に『Kindle 2』を、5月には大画面版の『Kindle DX』を成功裏に発表し、誕生して間もない電子書籍分野を今の時点では圧倒している。一方、Barnes & Noble や Plastic Logic などの競合他社は、それぞれに Kindle に対抗する製品を生み出すべく、先を争っている。しかし、Google がそのリソースをもって及ぼしうるほどの脅威を既存のライバルはもたらしていないようだというのが、あるアナリストの見解だ。 Creative Strategies の主席アナリスト Tim Bajarin 氏は、取材に対して次のように答えた。「電子書籍市場において、Google は Amazon.com の強力な競争相手になりうる。Google は莫大な資金を持ち、さらに今ではスキャン済みの書籍データを大量に保存しており、これを利益に結びつける可能性を持っている。Google は出版社との間で契約を結び、各社が自社の刊行物を Google の電子書籍ストア内に置く時間と労力に報いるような仕組みにすることも可能だ」 さらに Google の発表で注目すべきなのは、同社のパートナー プログラムには、電子書籍分野をリードする Amazon.com のプロプライエタリなシステムに欠けている要素が含まれていることだ。Amazon.com では読者が電子書籍を利用する方法が『iPhone』『iPod』、Kindle に限定されている。Google の場合は読者が電子書籍にアクセスする手段がさらに多様化するうえ、おそらくは利益の分配も著者にとってより有利な割合となるだろう。Google では、新サービスを通じて販売される電子書籍の価格は、出版社側で設定できるとしている。 関連記事
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