Corel は、『WordPerfect』(ワープロソフトウェア) と『CorelDraw』(グラフィックスソフトウェア) で知られる会社。同社によると、取締役会がすでに売却を承認しており、株主に売却提案を送って投票にかけるという。同社は、Microsoft (NASDAQ:MSFT) や Adobe Systems (NASDAQ:ADBE) などとの競争が激化し売り上げが低迷したため、以前から売却先を探していた。
Vector Capital は今年3月、Corel 株の20% (議決権なし) を Microsoft から購入して最大株主となり、残りの株式の公開買い付け (TOB) について Corel と話し合いを続けていた経緯がある。Corel の事業を前進させる最善策は株式非公開企業化することというのが、Vector Capital の考え方だ。Corel の株価は、(同社株を Vector Capital が Microsoft から購入した) 3月半ばまで1か月ほど0.80ドルを割り込んでいた。
Vector Capital の業務執行パートナー Alex Slusky 氏は、声明の中で次のように述べている。「この売却が成立すれば、Corel の株主は魅力的なプレミアムを手にできる上に、株式市場や事業運営のリスクから解放される。Corel の従業員にとっては、株式公開市場に関連した経費が不要になるとともに株価変動に気を散らされることがなくなり、本来の役割 ―― 最高品質のソフトウェア製品を世界各地の多様な顧客に提供すること ―― ができるようになる」