Dow Jones、金融情報サイトを運営する MarketWatch の買収へメディア大手の Dow Jones & Company (NYSE:DJ) は15日、金融情報サイトを運営している MarketWatch (NASDAQ:MKTW) を買収することで、両社が最終合意に達したと発表した。今回の買収は、オンラインコンテンツの有料提供と無料提供という両ビジネスモデルの「いいとこ取り」を狙ったものだ。
買収額は現金約5億1900万ドルで、MarketWatch 株1株当たり18ドルとなり、11月12日の終値と比べて7%のプレミアムが付くことになる。これは、直近60日間の平均株価よりも47%高い価格だ。MarketWatch は5600万ドルの現金を保有していることから、実質的な買収額は4億6300万ドルになる。 買収手続きは、規制当局と株主の承認を待って、来年第1四半期に完了する見込みだ。MarketWatch の買収については、Viacom (NYSE:VIA) が名乗りを上げていたほか、New York Times Company (NYSE:NYT) や Yahoo! (NASDAQ:YHOO) も売却先候補として名前が挙がっていた。 Dow Jones の CEO、Peter R. Kann 氏は今回の買収について、『Yahoo! Finance』および『MSN Money』に次いで、読者数世界第3位の金融情報サイトが誕生するとともに、伸び続けるオンライン広告支出の受け皿になると述べた。 オンラインコンテンツのビジネスモデルについては、MarketWatch が主に無料でコンテンツを提供しているのに対し、Dow Jones は金融ニュースサイト『Wall Street Journal Online』で有料コンテンツ提供を行なっている。 そして Dow Jones は先週、Wall Street Journal Online をウィークデーの5日間に限り、試験的に無料開放した。これは無料提供による訪問者増および売上増の可能性を探るものだった。 Kann 氏は、「われわれは有料購読モデルが唯一のモデルと言ったことは1度もない。有料購読モデルはオンラインニュースサイトに有効なモデルの1つだが、成功しているモデルはほかにもある」と述べた。 Dow Jones の上級副社長で、電子出版部門の社長を兼務する L. Gordon Crovitz 氏は、有料モデルと無料モデルの統合を「いいとこ取り」と説明した。 関連記事 最新トップニュース
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