IT 調査/分析の大手 Gartner (NYSE:IT) は27日、IT 調査/コンサルティング会社 META Group (NYSE:METG) を現金約1億6200万ドルで買収することで、両社が合意に達したと発表した。この買収によって Gartner は、IT 関連の深い専門的なノウハウを増やすことになる。
両社の発表によると、Gartner は META Group 株を1株あたり現金10ドルで買い取る。Gartner は買収資金として、手持ち現金のほか、現行融資枠内の借入金を使うという。買収手続きは、規制当局および META Group の株主の承認を経て、2005年第2四半期に完了する見込みだ。
META Group は、ブランド価値や製品/サービスについて、ベンチマークテスト/測定/追跡/改善に必要なツールやプロセスを求める IT ベンダーに、洞察に富んだ専門知識を提供することで定評がある。同社は、IT ベンダーの格付けも行なっている。
同社のコンサルティング部門 (MGC) は、IT ベンダーに対し、製品やサービスの市場チャンスの特定、価値に基づいた差異化、価値のインパクト伝達、およびそれら製品やサービスの管理を行なうための、戦略ガイダンス/市場情報/方法/ツールを提供している。
一方、Gartner の調査サービスは、META Group よりもカバー範囲が広く、IT ベンダー向けだけでなく一般企業や各種機関向けも多い。同社のコンサルティングおよび調査は、「行政」「高等教育」「IT 管理」「IT サービス/アウトソーシング」「ナレッジサポート」「モバイル/ワイアレス」「オープンソースソフトウェア」「セキュリティ/プライバシー」「半導体」「サーバー/ストレージ」「Web サービス」など、主要な IT 分野や業界に及ぶ。
今回の買収は、IT 調査会社間で整理統合が進行していることを示すものだ。IT 調査会社の多くは、2001年のドットコムバブル崩壊後のハイテク業界不況下で、市場の縮小に直面してきた。ハイテク業界は回復したが、IT 調査分野は整理統合が進んでいる。2003年1月に Forrester Research (NASDAQ:FORR) が Giga Information Group を6000万ドルで買収すると発表 (翌2月に買収手続きを完了) したのも、その一例だ。今年5月には、Reuters が傘下の通信/ネットワーク関連調査会社 Yankee Group をプライベートエクイティ投資会社 Monitor Clipper Partners (MCP) に売却している。