「SBC が AT&T 買収に向け交渉中」の報道地域電話会社の SBC Communications (NYSE:SBC) が、米国最大の長距離電話会社 AT&T (NYSE:T) を150億ドル強で買収する方向で交渉中、という報道があった。
買収が実現すると、AT&T から VPN などの管理型サービスの新たな企業顧客を多く引き継ぎ、SBC は地域電話会社から全米規模の電話会社に飛躍することになる。 SBC と AT&T が交渉中だと伝えた『Wall Street Journal』紙などの報道について、両社の関係者はコメントを避けている。 SBC は、主に中西部と西部の13州で電話回線およびデジタル加入者線 (DSL) サービスを提供している。また、これらのサービスにビデオコンテンツを加えたサービスを一般住宅に提供する光ファイバケーブルも敷設中だ。 さらに、米国最大の移動体通信事業者 Cingular Wireless を、BellSouth (NYSE:BLS) と共同で所有している。 AT&T はここ数年、従来型の長距離電話サービス利用者が減って、低迷中だ。そうした事態を受け、最近1年半ほどをかけて事業再編を行ない、企業顧客との長期データサービス契約を結んでいた。 SBC による AT&T の買収が成功し、規制当局の承認を得られれば、企業向け事業の拡大を狙っている Verizon Communications (NYSE:VZ) にとって圧力となる。 しかし、Verizon が27日に第4四半期決算を発表した際、同社 CEO の Ivan Seidenberg 氏は、SBC と AT&T が合併したとしても、自社の戦略に直接影響を及ぼすことはないと述べた。 金融コンサルタント会社 Legg Mason のアナリストは調査レポートの中で、業界の動きを考えると今回の合併話は意外ではないと述べている。規制当局の承認も得られると見込んでいるが、その承認プロセスには1年3か月から1年8か月ほどの時間がかかる可能性があるという。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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