SBC による AT&T 買収、両社が合意を発表SBC Communications (NYSE:SBC) と AT&T (NYSE:T) は1月31日、SBC が AT&T を160億ドルで買収することで両社が合意したと発表した。この買収により、一般住居向け音声/データ/映像サービスと企業向け最先端ネットワークサービスという幅広いサービスを提供する、世界的な通信事業者が誕生することになる。
両社とも取締役会が、この合併について承認ずみだ。両社の契約によると、合併はほぼ全て株式交換の形となり、AT&T の株主は、持ち株1株あたり SBC の株 (1月28日の終値18.41ドル) を0.77942株受け取る。AT&T も同社株主に対して、1株あたり1.30ドルの特別配当を支払うという。 これによって AT&T は、130年前の電話発明以来ずっと独力で大衆に電話サービスを提供し続けてきた歴史に幕を閉じることになる。一方、この合併は、AT&T のグローバルシステム/企業および行政機関顧客/IP 関連事業と、SBC の地域電話/ブロードバンド/移動体通信ソリューションを合わせ持つ、米国最大の通信事業者の誕生を意味する。合併後 SBC は、年間売上700億ドル以上、従業員数20万人以上になる。 AT&T は、このところ何年も従来型長距離電話の顧客減少によって業績を落とし続けているとはいえ、現在も3000万の顧客を擁するとともに、最近数年間は大手企業向けの最先端通信ネットワーク構築に投資していた。 それだけでなく、AT&T は、Fortune 1000 企業のほぼ全てをはじめ、約300万社もの企業顧客を持っている。このことは SBC にとって利益の大きい法人市場への参入に役立つ。 AT&T のグローバルネットワークは、世界50か国以上に及び、世界中のほぼ全ての国と地域を結んでいる。加えて、同社は最先端のインターネット データセンタを世界各地に26か所 (そのうち米国に13か所) 持つ。AT&T によると、同社の次世代 IP サービスおよび Eサービスは、2004年に売上が11%増加し、今後も成長が見込めるという。 なお、今回の合併は、AT&T 株主および規制当局の承認を待たねばならない。合併手続完了は、2006年前半になる見込みだ。合併対象には、取得ずみと出願中を合わせ世界中で5600件余の特許を持つ研究部門 AT&T Labs も入っている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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