DoubleClick、2004年は予想以上の好決算オンライン広告技術大手の DoubleClick (NASDAQ:DCLK) は3日、2004年第4四半期および通期の決算を発表した。(身売りあるいは部門売却に関する)「戦略的選択肢」の分析を続けており、先行き懸念もある同社だが、第4四半期も通期も、予想を上回る増収増益となった。好業績の要因について、同社は、広告管理製品および Eメール製品の粗利益率向上、検索エンジンマーケティングおよびアフィリエートマーケティング製品の売上増、ならびに子会社 Performics の大幅増収などを挙げている。
2004年第4四半期決算を見ると、売上が8350万ドル、GAAP ベース純利益が1060万ドル (1株あたり0.08ドル) だった。2004年通期決算は、売上が3億160万ドル、GAAP ベース純利益が3750万ドル (1株あたり0.26ドル) になった。1年前に比べて大幅な増収増益になっている。2003年第4四半期は、売上が7290万ドルで GAAP ベース純利益が380万ドル (1株あたり0.03ドル)、2003年通期も売上が2億7130万ドルで GAAP ベース純利益が1690万ドル (1株あたり0.11ドル) に過ぎなかった。 同社 CEO の Kevin Ryan 氏は、昨年買収して子会社化した Performics がとりわけ好調で、前年同期比60%もの大幅増収だったと述べた。しかし、2005年第1四半期については、季節的要因のため売上が大きく減るという。Performics は、検索エンジンマーケティング (SEM) 関連のサービスと技術を提供し、顧客の検索エンジン広告キャンペーン関連データを分析しており、例年ホリデーシーズンを含む第4四半期に売上が大きく伸びる。Performics は2004年第4四半期、DoubleClick の予想を上回る910万ドルの売上を記録した。 Ryan 氏は、次のように述べている。「(顧客の) 検索連動型広告費および Eコマース支出が全般にかなり増えたことに加え、Performics 自身がそれに応える素晴らしい働きをした」 DoubleClick は、検索マーケティング製品『DART Search』(現在多くのクライアントでベータテスト中)、およびリッチメディア製品『DART Motif』に大きな期待をかけている。 「Motif は今、文字どおり急成長中だ。2005年は良い年になるだろう」と Ryan 氏は言う。 なお、DoubleClick は、同社が丸ごと身売り、ないし部門をいくつか売却する方向で買い手を探している件について、そのことが従業員に悪影響を与えているとの投資家の懸念を否定した。同社は主要な従業員に対して転職引き止めボーナスを支払っており、Ryan 氏によると、離職率も通常と比べて高くないという。 DoubleClick は、売却話がどのように進むか先行きが不透明だとして、2005年通期業績見込みについて言及しなかった。しかし、第1四半期については、売上が7000万ドルないし7500万ドル、1株あたり損益が損失0.01ドルないし利益0.03ドルの間になる見込みだと述べている。 関連記事 最新トップニュース
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