Time Warner (NYSE:TWX) は4日、2004年第4四半期および2004年通期の決算を発表した。同社のインターネット部門 America Online (AOL) の通期売上は、前年比1%増の87億ドルとなった。AOL の会員契約売上は1億1600万ドルの減少 (前年比2%減) だったが、広告売上が2億2000万ドル増 (前年比28%増) の10億ドルに達し、埋め合わせる形となった。
Time Warner の他部門を見ると、ケーブル/映画/放送/出版など各部門も同様に好調で、2004年通期の総売上は、前年の395億ドルから421億ドルへと増加した。
AOL の2004年通期広告売上増加の内訳は、米国での検索連動広告売上が前年比1億200万ドル増 (51%増)、AOL Europe によるものが前年比3300万ドル増、昨年買収した Advertising.com の売上9700万ドルといった内容だ。
一方漸減が続く会員数だが、2004年末の時点で、米国の AOL 会員数は2220万人となっており、第3四半期から比べて46万4000人減、2003年末から比べれば、200万人減少した。なお AOL Europe の会員数は、前年比4万9000人増の630万人となった。
AOL は、ダイヤルアップ接続サービスを提供してきたこれまでの事業形態から、『BYOA (Bring Your Own Access)』という形で、顧客が用意した他のプロバイダのブロードバンド接続環境による、コンテンツ/サービス/広告提供形態へと移行中だ。先日発表のあった AOL と Time Warner Cable による共同提供サービスも、この方針の1例だ。サービス乗り入れ戦略を取ることで、AOL としては同提携のように、「戦略的な協力関係」を持ちやすくなっている。Time Warner Cable との提携では、AOL が広告とコンテンツを提供し、Time Warner Cable がブロードバンド接続を提供する。