NASDAQ、電子証券取引の Instinet Group を買収株式店頭市場 NASDAQ を運営する Nasdaq Stock Market (NASDAQ:NDAQ) は22日、電子証券取引ソリューションの Instinet Group を現金約18億8000万ドルで買収すると発表した。株式公開企業獲得をめぐる NASDAQ とニューヨーク証券取引所 (NYSE) の争いが、再び白熱しそうだ。
Instinet Group は傘下に、電子取引システムを使って世界中で有価証券の取引仲介を行なっているオンライン証券会社 Instinet LLC、および電子通信ネットワーク (ECN) を使った証券取引市場 Inet ATS を持つ。Instinet LLC も Inet ATS も、機関投資家や証券会社といったプロを対象にサービスを提供している。 20日には、NASDAQ のライバル NYSE が、電子証券取引市場 Archipelago Exchange (ArcaEx) と合併して NYSE Group となること、および新会社の株式を公開することで、両社が合意したと発表したばかりだった。この発表の狙いは、明らかに NASDAQ に打撃を与えることにあった。電子取引を組み込もうとする NYSE の積極的な動きは、証券取引市場に対する新規則が、NYSE の行なっている旧来型の取引よりも電子証券取引に有利なことを受けてのものだ。 だがその2日後、NASDAQ が Instinet Group の買収を発表して攻勢に転じた。この買収の狙いは、純粋に技術目的、つまり Inet ATS の電子取引システム (ブランド名「INET」) の獲得だ。 Instinet Group の買収は、いささか複雑な形になっている。まず同社の買収手続き完了後、NASDAQ が INET を自社のシステムに組み込む。そして、Instinet LLC については、NASDAQ が2億750万ドルで Silver Lake Partners に売却する。なお、NASDAQ による買収に先立ち、Instinet Group は子会社の Lynch, Jones & Ryan を、Bank of New York に1億7400万ドルで売却することで合意している。 Instinet Group の買収は何社も絡む複雑な買収契約だが、これは NASDAQ にとって、どの取引市場で扱うかに関係なく株を取引できる手段を提供するための、絶好のチャンスとなる。 同社社長兼 CEO の Bob Greifeld 氏は、記者会見で次のように語った。「われわれは (NASDAQ と Inet) は1つの企業体として、株式公開企業の証券取引を劇的に伸ばす、またとないチャンスだと考えている」 関連記事 最新トップニュース
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