Cisco、エンターテインメント機器メーカーを買収Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) は22日、デンマークのネットワーク型エンターテインメント機器メーカー KiSS Technology を買収することで、両社が合意に達したと発表した。買収金額は現金と株式合わせて6100万ドルになる。買収の狙いは、ホームネットワーク製品の強化だ。
KiSS は、ネットワーク型エンターテインメント機器用の技術を提供するとともに、ネットワーク型の DVD プレーヤーや DVD レコーダーおよびプラズマテレビなど、家庭用エンターテインメント機器を製造している。同社の技術プラットフォームをホームネットワークの機器に組み込むと、インターネット上のコンテンツやホームネットワーク上にある他の機器内のコンテンツにアクセスできるようになる。 KiSS の技術プラットフォームは、Cisco の Linksys 部門にとって、エンターテインメント製品の開発に役立つ。Linksys は、家庭向けや SOHO および小規模事業所向けの VoIP 製品や、無線ネットワーク製品ならびに Ethernet 関連製品などを製造している部門だ Cisco の上級副社長兼 CTO (最高技術責任者)、そして Linksys の社長を兼務する Charlie Giancarlo 氏は、声明の中で次のように述べている。「KiSS は、ヨーロッパでネットワーク型オーディオビジュアル製品のトップブランドとして台頭した。われわれは同社の高い技術を使って、(Linksys の市場を) 世界に拡大したい」 Cisco は、今回の買収について、ネットワーク型エンターテインメント市場の拡大傾向の中で有利になると述べ、IT 調査会社 In-Stat が発表した予測に言及した。 In-Stat は、ネットワーク型エンターテインメント市場規模について、2004年の39億ドルから2009年には161億ドルに伸びると予測する。そして、2009年までにホームネットワークの38%以上で、ネットワーク型エンターテインメント機器が使われると見込んでいる。 KiSS という社名は、「Keep it Simple Solution」の頭文字をとって付けたものだ。同社は、1994年の創立で、株式を公開していない。 Cisco の広報担当者 Elizabeth McNichols 氏は、取材に対し、同社は今後も KiSS 製品のサポートを続けること、および KiSS ブランドがしばらく残ることを明らかにした。 McNichols 氏は、ネットワーク型エンターテインメント製品がヨーロッパで米国よりも先に普及が進んだことを指摘し、次のように述べた。「現在 KiSS 製品はヨーロッパでのみ販売されている。われわれはブランド戦略の検討を続ける」 McNichols 氏によると、KiSS の買収手続きは今年10月までに完了する予定だ。買収手続き完了後、KiSS の従業員は Linksys 部門に移籍するという。 関連記事 最新トップニュース
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