MCI が、Verizon との合併について株主総会で採決へMCI (NASDAQ:MCIP) と Verizon Communications (NYSE:VZ) の両社は1日、MCI が10月6日に催す特別株主総会で、Verizon との合併について、株主投票を行なうと発表した。同総会は、バージニア州の MCI 本社で開催する。
これまでの経緯を少し振り返ってみると、MCI の買収をめぐり、Verizon は長期にわたって Qwest Communications International (NYSE:Q) と熾烈な争いを繰り広げたが、今年5月に MCI は Verizon の買収案を選択した。 Qwest は買収提示額を97億ドル相当まで引き上げたが、MCI が最終的に選択したのは、金額規模では低かった Verizon による買収案 (総額84億ドル相当) だった。 MCI の関係者は、Qwest の買収案を拒絶した理由として、Qwest の全体的な財務展望のほか、新規事業投資能力や相乗効果に対する疑問、顧客企業からの参考意見といった要素を挙げていた。 Qwest と Verizon が MCI 買収に動いた動機は、MCI が政府機関や企業と大型の IP データサービス契約を結んでいる点が大きい。また、通信業界で競合する SBC Communications (NYSE:SBC) と AT&T (NYSE:T) の合併手続きが進んでいたことから (現在も進行中)、いずれも業界再編の波に乗り遅れたくないとの思惑もあった。 Qwest と Verizon はどちらも、MCI の持つ利益率の高い長期契約が、将来の成長に不可欠と考えている。ケーブルサービス業者や VoIP の新興企業、そして移動体通信事業者などが、Verizon の従来の事業分野に進出しつつあるためだ。 MCI の株主の中には、Verison 案の選択に対して、不満を示す者もいる。MCI 株式の5%近くを保有する投資会社 Deephaven Capital Management は、Verizon との合併に公然と反対し、他の株主に対しても同調するよう促していた。 Verizon と MCI の合併については、一部の消費者団体や、カリフォルニア州のインターネットサービスプロバイダ事業者団体 California ISP Association (CISPA) からも反発の声が上がっている。CISPA は8月、買収に対して反対意見を表明した。 合併手続きが完了するには、まだ州および連邦規制当局の承認が必要だ。なお MCI の CEO (最高経営責任者) Michael Capellas 氏は、年内に合併手続きが終わるとの見通しを示している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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