![]() ![]() ![]() ![]() AOL、今度は Google と Comcast が株取得に関心この記事のURLhttp://japan.internet.com/finanews/20051013/12.html
著者:David Needle
海外internet.com発の記事
検索大手 Google (NASDAQ:GOOG) とケーブル大手の Comcast (NASDAQ:CMCSA) が、Time Warner (NYSE:TWX) のインターネット部門 America Online (AOL) の少数株取得に向け交渉を行なっていると、『Wall Street Journal』(WSJ)紙が報じた。
AOL については先日も、Microsoft (NASDAQ:MSFT) と Time Warner が、それぞれのインターネット部門 MSN と AOL の事業統合の可能性を含めた提携に向け、交渉を再開したとの報道があったばかりだ。それによると、Microsoft は AOL 株式の50%を買収して、Time Warner と対等の株主になることに関心を持っているという。 多数の会員を抱え、今なお ISP 大手の地位を維持する AOL だが、Comcast などの高速ケーブル接続プロバイダや、SBC Communications などの DSL 接続プロバイダの台頭により、基盤とするダイヤルアップ接続サービスの会員数は減少しているのが現状だ。その影響から、第2四半期の総売上は前年同期比で4.7%減った。とはいえ、広告売上はこの1年で45%、営業利益は33%増加している。Microsoft と同様、Comcast と Google も、AOL の幅広いコンテンツ資産と顧客基盤に関心を持っているようだ。 報道によると、Comcast と Google は、AOL への出資額をおよそ200億ドルに設定する見通しだという。これほど高額の出資はほかではまず考えられないが、それは Comcast と Google の側に、とりわけ AOL の Web ポータル『AOL.com』に出資したいという狙いがあるためだ。AOL はポータルを基本的に無料とする一方、先述のダイヤルアップ接続サービスでは、インターネット接続と会員向けコンテンツに月額料金を課しており、これまで売上の大部分をその収入に頼ってきた。 Comcast と Google による出資が実現すれば、非常に強力な組み合わせとなるのは間違いない。それはすなわち、AOL (および Time Warner の) 莫大なコンテンツ資産に、Google の人気検索サービスと Eメールサービス、それに Comcast 独自のポータル、およびビデオ配信/通信事業の専門知識が加わることを意味するからだ。 インターネットメディア調査およびインターネット市場調査会社 Nielsen//NetRatings (NASDAQ:NTRT) が発表した9月の月間ランキングを見ると、MSN、Google、AOL はそれぞれ、最も人気の高い Web ブランドの3位から5位を占めている。AOL/Google、もしくは AOL/MSN の統合が実現すれば、Web ユーザーへの実質到達率がそれぞれ72%、79%にのぼる最大規模の Web サイトが誕生する。AOL と Google の場合は1億700万人、AOL と MSN の場合は1億1800万人の訪問者を、それぞれ獲得する計算だ。 今週はほかにも、インスタントメッセージ (IM) サービスの相互接続に関する Microsoft と Yahoo! の提携や、Microsoft と RealNetworks の訴訟和解に伴う複数分野での提携などの発表が相次いでおり、大手メディア企業は互いに手を組むことについて、かつてないほど意欲的になっているようだ。 Google/Comcast と AOL が提携すれば、Yahoo! と Microsoft にとって手ごわい競合相手となる。AOL は先述のとおり、Microsoft とも事業統合に向けて交渉中との噂がある。 |