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2005年10月19日 13:00

IBM、XML メッセージ処理アプライアンスの DataPower を買収

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
IBM (NYSE:IBM) は18日、パートナー契約を結んでいた DataPower を買収したと発表した。IBM はこの買収を足がかりにして、Cisco が支配を目論んでいるアプリケーション指向ネットワーク製品市場に飛び込むことになる。

DataPower は、コンピュータ間を行き交う XML メッセージの高速処理と安全性確保を実現する、ハードウェア アプライアンス製品のメーカーだ。

企業が Web サービスによるトランザクション量を増やしたり、ビジネスプロセスの協調化を図ろうとする中、XML メッセージのトラフィックが急増し、ネットワークを圧迫する恐れがでてきたため、DataPower が提供するような機能の重要性は、ますます高まっている。

Cisco は6月に同分野に参入し、同社には収入源の多様化が必要とみていたアナリストたちから好意的な評価を受けた。

しかもこれまで同市場には、DataPower、Reactivity、Layer 7、Forum Systems といった独立系の新興会社しかなく、Cisco に対抗できそうな競合相手が不在という状況だった。しかし今回の買収発表により、大資本の IBM が Cisco の前に立ちはだかった形だ。

買収の金銭的条件は明らかになっていない。IBM は声明の中で、サービス指向アーキテクチャ (SOA) 関連の製品およびサービス強化に役立てるため、DataPower の技術に基づくアプライアンス製品ファミリを発売する予定と述べている。

DataPower は以前から、売上を増やすために露出拡大を狙っていた。一方の IBM は、SOA 関連のソフトウェアおよびサービスを広く深く手がけているが、分散コンピューティングに関わる顧客ニーズを満たす単一ソリューションを提供するために必要な、ハードウェアとの本格的な組み合わせを持っていなかった。今回の買収は、まさに両社の利害が一致したといえる。

IBM にとって DataPower の獲得は、SOA 関連製品ラインにおける相当規模の補完となる。つまり、XML メッセージ処理の安全性/高速性/統合性を、WebSphere 部門やグローバル サービス部門のポイントソリューション群ではなく、単体のアプライアンス製品で提供できるからだ。

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