SGI、250人の解雇と経営陣人事を発表数年にわたって赤字が続き、黒字回復を切望している Silicon Graphics (SGI) は3日、組織再編の一環として、全従業員の12%にあたる250人を削減すると発表した。新 CEO (最高経営責任者) Dennis McKenna 氏が、就任後初めて振るう大鉈だ。
また SGI は、CFO (最高財務責任者) Jeff Zellmer 氏と COO (最高業務責任者) Warren Pratt 氏の辞任も発表した。現在、経理を統括している Kathy Lanterman 氏が Zellmer 氏の後任となるという。 人員削減に伴う費用などを含むリストラ費は、総額約2000万ドルに達する見通しで、今後数四半期間に渡って損失計上する。 今回の人員削減は、McKenna 氏指揮の下で行なっている経費削減計画の一環だ。同計画では、2006年末までに年間換算1億5000万ドルの削減目標を置いている。 「1月末に約束した通り、私の SGI における最初の30日間の目標は、業務基盤を固め、計画の実行に全力で臨める組織を編成することだ」と McKenna 氏は語った。 SGI は、ハイエンドコンピュータ分野の草分けで、かつては、高性能のサーバー/ストレージ/グラフィック技術を、高負荷の演算処理を必要とするライフサイエンスや物理分野の研究者向けに販売してきた。 同社は、一時期子会社化していた MIPS Technologies 製の RISC プロセッサと、自社製『UNIX』系 OS『IRIX』を用いた独自開発のコンピュータシステムを販売してきたが、低価格システム需要の高まりなどにより、この2年間で売上が急落している。 現在 SGI は独自システムに加え、オープンソース OS『Linux』と Intel の『Itanium 2』プロセッサを組み合わせたシステムの販売に注力しているが、期待通りの売上を達成できていない。 McKenna 氏が CEO に就任した1月31日、SGI は第2会計四半期 (2005年10-12月期) の決算を発表したが、その内容は惨憺たるものだった。 同四半期の売上は、前年同期の2億2300万ドルから1億4400万ドルに大きく落ち込み、その中で製品売上は前年同期の1億1700万ドルから6900万ドルに激減した。 McKenna 氏は、ハイテク製品生産設備メーカーの SCP Global Technologies で、サービス事業再編と技術売却により、黒字復帰を達成した実績を持つ人物だ。同氏は、SGI における業績回復戦略の第2段階として、競争の激しい市場で自社製品の魅力を高めると述べた。 そのため同社は、サーバーと視覚化プラットフォームを強化し、業界標準およびオープンソースのグラフィック技術から最善のものを組み合わせて、顧客の視覚化需要を支えるという。また、拡張性の高いサーバーおよび高性能ストレージソリューションにより、大量データ処理用途の企業向け市場を新規開拓するほか、ミッドレンジを中心に、価格および性能が異なる複数の新製品を投入する。 関連記事 最新トップニュース
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