大幅な減収と損失増、SCO Group の11月-1月期決算UNIX ソフトウェアメーカー SCO Group の業績が、さまざまな面で Linux から打撃を受けているのは間違いない。しかし、先ごろ発表したデジタルサービスプラットフォーム『EdgeClick』が救世主になる可能性もある。
SCO Group が8日に発表した2006会計年度第1四半期 (2005年11月-2006年1月) の決算によると、訴訟関連費用およびライセンスプログラム『SCOsource』関連費用が、前年同期の約350万ドルから400万ドルに増えている。 一方、同ライセンスプログラムによる売上は、前年同期の7万ドルから3万ドルと、半分以下に急減した。 SCOsource は、同社の UNIX 関連知的財産のライセンス供与および保護を担当する部門が行なっているプログラムだ。そのライセンスプログラムの1つに、2003年8月に開始した『Intellectual Property Compliance License for SCO UNIX Rights』がある。同プログラムは、オープンソース OS の Linux を使うことによって遭遇する可能性のある、いかなる潜在的な特許侵害問題からも身を護るため、ライセンスを取得するよう呼びかけている。なお、背景には、同社が Linux について、UNIX の知的財産を無断で流用した OS と主張し、長らく法廷闘争を続けている事情がある。 話を決算に戻すと、SCOsource のライセンス売上は、この1年で約57%も減ったことになる。Intellectual Property Compliance License for SCO UNIX Rights プログラムによる売上は、数百万ドルを記録した2003年から絶えず下がり続けている。 SCO Group の CFO (最高財務責任者) Bert Young 氏は、SCOsource の売上について、予測不可能な状態が続くだろうとの見方を示すとともに、次のように語った。「しかし、知的所有権に関するわが社の訴えについて、裁判所による評価作業が進んでいる手応えがあり、時がくれば、SCOsource の売上が増加し始めると確信している」 なお、Linux は、競争的見地からも SCO の業績に影響を及ぼしているのが明らかだ。 SCO は第1四半期、総売上として730万ドルを計上したが、これは前年同期の890万ドルに比べ大幅減になっている。その上、損失は460万ドルで、前年同期の300万ドルからさらに悪化した。 Young 氏は次のように述べている。「売上の減少は、主に Linux 陣営からわが社の UNIX 製品やサービスに対して、競争的圧力が続いていたためだ」 こんな苦境にある SCO だが、「Edge」が今後の売上増をもたらすかもしれない。Edge とは、同社が先月末に提供を開始したデジタルサービスプラットフォーム『EdgeClick』と、同技術を用いたサービススイート『Me Inc.』を指す。 SCO 社長兼 CEO (最高経営責任者) の Darl McBride 氏は、次のように語っている。「わたしが見るところ、EdgeClick 環境は正にわが社の転換点になると思う。われわれは、わが社に顧客を惹きつける購読モデルを使って、新分野に新製品を出す。EdgeClick デジタルサービスは、わが社に新しい一章を開くものだ」 関連記事 最新トップニュース
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