![]() ![]() ![]() ![]() Microsoft、『Windows Vista』発売延期で幹部交代か?この記事のURLhttp://japan.internet.com/finanews/20060323/11.html
著者:Ed Sutherland
海外internet.com発の記事
Microsoft (NASDAQ:MSFT) は21日、次期クライアント OS『Windows Vista』の消費者向け版について、今年のホリデーシーズンに間に合わず、2007年1月の発売になると爆弾発表を行なったが、これに関連して、Windows 担当部門の幹部人事が行なわれるとの報道が流れた。Microsoft はこの件について、コメントを拒否している。
一方専門家たちは、Windows Vista のスケジュールにまたもや遅れが生じたことで、一般消費者と企業にどのような影響が出るか分析を進めている。 Microsoft の一般消費者向け版 Vista 発売予定延期発表から明けて22日、同社 Platforms Products & Services 部門共同社長 Jim Allchin 氏の異動を示唆する複数の観測記事が流れた。 Allchin 氏の後任を、『Office』担当副社長の Steve Sinofsky 氏が引き継ぐという『Wall Street Journal』紙の報道について、Microsoft 広報は否定も肯定も避けた。 Microsoft 広報の Jessica Crozier 氏は取材に対し、「現時点で提供できる情報は何もない」と述べている。 Microsoft の口は重いが、アナリストらは幹部交代の憶測が流れていることについて、当然との見方を示している。調査会社 Gartner のアナリスト David Smith 氏は、今回のような重要な期限に間に合わない場合、幹部交代は予期できると述べた。同氏は、一般消費者向け Vista 発売延期の発表について、失望感を呼ぶものと評している。 ハイテク業界のコンサルティング会社 Enderle Group 社長の Rob Enderle 氏は、「これは明らかに (Microsoft) 固有の問題だ」と述べた。Microsoft は開発コード名『Longhorn』で Vista を発表した当時、2005年には発売する予定でいたが、結局間に合わなかった。Enderle 氏によると、今回の失策には社内の刷新が必要という。 「(一般消費者向け版発売延期の結果) パソコンの新規購入にまわるはずだった金銭のうち、最大30%ほどが別の目的に流れる可能性がある」と Enderle 氏は述べる。パソコン業界は、Vista バンドルパソコンの売上に期待を寄せていた。 Microsoft の技術に関する分析誌を刊行している Directions on Microsoft の調査担当ディレクタ Rob Helm 氏は、「Microsoft も痛みを感じることになる。デスクトップパソコンで稼働している Windows の80%以上が、パソコンの新規購入によるものだからだ」と語った。同氏によると、Vista 発売待ちのため、パソコンの販売数が減少しつつあるという。 Microsoft が受ける「痛み」とは、どの程度のものだろうか。金融分析会社 S.G. Cowen は、今回の遅れの結果 Microsoft が2007年に負担するコストについて、総額8億4500万ドルに及ぶ可能性があるとの試算を示した。 一方、最も悪影響を被るのは小売業者とするのは、IT 情報分析会社 Pund-It のアナリスト Charles King 氏だ。小売業者はホリデーシーズンの売上に大きく依存しており、今年の目玉は Vista と見込んでいたためと、同氏は語る。 Microsoft は21日の発表で、企業向け版 Vista の方は予定通り進んでいると強調したが、アナリストらは、実質性の伴わない話と切り捨てた。それは、多くの企業が新製品導入にかなりの時間をかけるためだ。 Microsoft は、1月まで一般消費者が確実に待ってくれるよう、どんな手を打つだろうか。 同社が多大な宣伝と優待を展開するだろうと、Enderle 氏は語る。パソコン購入時に Windows Vista が無料で付属したり、さまざまなバンドル提供や懸賞など、一連のプロモーションを実施するとの見方を、Enderle 氏は示した。 |